2008年 函館
札幌発函館・1泊2日パッケージツア
新装・五稜郭タワーからの展望を楽しむ♪
08/11/08〜08/11/09 札幌⇔函館 大人2名
日程 函館1泊
経費 (普門エンタープライズ・ツアー代金@8500円−ネット割引@200円)×大人2名=16600円
泊まった所 ロワジールホテル函館
購入食糧
| 明治館 |
沼の家 |
松浦商店 |
あま太郎 |
きのこ王国喜茂別店 |
海商 |

バニラソフトクリーム
@300円 |

大沼だんご
小310円・大620円
|

あめせん(煎餅に水飴がサンド)
2組@160円 |

お焼き
@100円 |

きのこ汁
@100円 |

いか飯
2尾@525円 |
「満喫!函館フルコース2日間バスツアー」の文字が、視界いっぱいに飛び込んできた。秋風に吹かれて港町散策
も悪くない。ついでに美味しいお寿司にもありつけるかもしれないし。なにより私を虜にしたのがこのお値段。一朝食とホテル代とバス代が込みで@8500
円。(ネット予約すると、さらに200円の割引となる。)これをチャンスと言わずして何と言おう。かように短絡な思考経路をするっと辿って、参加申し込み
を済ませた。
翌日の夕方、テレビのニュースで「今 函館のホテルは過当競争で宿泊費のダンピングが激しい。」と。「な〜る程、物事には裏事情があるのね。だから、こん
なに安いツアーが設定されたのか。」と、一人納得した。「あれ?と言うことは、個人でも安くホテル予約ができたりするのかな?だったら、別にツアーに乗っ
からなくても自由に行くよ。という人が多くなるかも?ツアーの人数が集まらずに催行中止ということもありかな?」なぞとぼんやりと考えて
いたら、早々に催行が決定した。まずはめでたし。
1日目

AM7:50
JR札幌駅北口「鐘の広場」集合 |

最初の休憩地・中山峠
雪と風と凍った地面 |

サイロ展望台
なぁ〜んも見えない |

サイロ展望台売店に設置された
ペレットストーブ |

ペレットは大滝産 |

展望台売店の北極白熊
見るだけでさぶい〜 |
朝起きると、庭には
うっすらと白い雪のベールが。「誰だい?行いが悪いのは。」それでも、雪も昼ころにはかき
消したように解けるだろう!と思う、いや願う私を乗せて、バスは出発。最初のトイレタイムは中山峠。特に要していたわけではないが、バスにトイレがついて
いないので用心のため同行。しかし、風が強くて飛ばされそうなのに加えて、足元はつるつる。正真正銘の真冬だ。
次の休憩地はサイロ展望台。ここもやっぱり真冬で、展望台の先は全くの霧中。写真だけを写して早々に売店へ引き上げた。そこで、待っていたものは、べレッ
トストーブ。薪ストーブのような暖かさが心地よく見た目が又カッコいい。我が家にも欲しいな。 |
| 08/11/08 |
ドライブイン・かなや |

ドライブイン・かなや |

あんかけ焼きそば
醤油味@750円
|
山越郡長万部町字平
里12−7
長万部名物として有名な「かなやの蟹めし」。今回参加したツアーのオプションがこの蟹めしだった。「よっしゃぁ〜、蟹、カニ。」と大喜び!・・・だったら
いいのだが、私は何の因果か蟹アレルギーなのだ。「折角の名物だもの。ちょっと、試してみるかなぁ?」と、悲壮 な決意を抱いていたにも拘らず、寸でのところでツレのストップが入った。「旅のスタート直後に体調が悪くなったら、他のツアー客にも迷惑をかけることにな
る ぞぉ。」確かに、おっしゃる通り。そう言われると、途端に私は自信喪失、し気力が萎えてしまった。かくして、わがオーダーは、「蟹めし」から「あんかけ焼
きそば」 へころりとすり替わった。
「あんかけ焼きそば」は、塩味と醤油味からの選択。迷っていたら、レジの人が「醤油味の方が多いですよ。」と言葉を添えた。特筆すべきはボリューム だろう。こんな太っ腹な盛り具合は、久しぶりだ。数種類の貝類が散らばっているのも嬉しい。味噌汁は麩と長ネギと若芽。さっぱりと薄味で、ダイナミックな「あんかけ焼きそば」の口直しにはぴったり。
添乗員さんが食べた蟹チャーハンも、量が多目だった そうだ。ここは蟹めしが超有名だが、他にもボリューム満点お勧めメニューが多い。 |
| 08/11/08 |
北海道昆布館 |

昆布館の売店 |

とろろ昆布の袋詰め |

昆布製造工程を表現した
紙人形 |

昆布の繊維を利用した
スピーカー |

昆布で出来たドレス |
亀田
郡七飯町字峠下32-1 入場無料
誰に聞いても「面白いところだよ。」と言う昆布館。私にとっては初めての訪問なので、心密かに楽しみにしていた。
昆布館は映画館・博物館・工場見学・売店で構成されている。事前にネットでリサーチしたら「ここの映画は、何度見ても面白い。」という書き込みを発見。是
非、見てみたいという思いを抱いて出かけたが、ツアーの時間制約により叶わなかった。残念。
博物館は、昆布の歴史などがパネルや紙人形などで解り易く紹介されていた。時間がない。かけあし、駆け足。ととと、これは何?ドレス?まるで紙のようなの
だが、これも昆布で作られているそうだ。その奥の小部屋に入り、ボタンを押すと音楽が流れてきた。これが昆布とどう関係しているのかな?実はこれ、スピー
カーに昆布の繊維を仕込んでいて、その反響を利用して音を紡ぎだしているそうだ。「昆布はだしを取ったり、食べるもの。」と思っていた。昆布でこんな事ま
で出来るなんて・・・。昆布の持つ可能性の広さに、驚かされた。
次は工場見学&売店。売店はとても広い。ほとんどの製品が自由に試食が出来るため、奥にある工場をガラスごしにじっくり見ている人はほとんどいない。ちょ
うど繰り広げられていた作業は、とろろ昆布の袋詰め。平らに出てくるとろろ昆布を両手で畳む様にしつつ、目は素早く横の秤の目盛りを追って重さを確認。袋
に詰めていく。手早い。さすがにプロだ。
さて、売店の試食に挑むとしよう。昆布茶・昆布の佃煮・昆布飴などなどをつまみながら、広い売店を一回りする。中でも私のお気に入りは、「爪こんぶ」。酒
の肴やお茶うけにぴったりだ。楽しい〜。団体(ツアー)ということで、帰りにはとろろ昆布のお土産をいただいた。お腹には試食品をいっぱい詰め込んできた
のに、この上お土産なんて申し訳ないなぁ。
私の場合、だしをとった後の昆布は煮たりそのまま食べたりしているのだが、皆さんは昆布をどんな料理にして食べているのだろうか。この疑問に答えてくれる
「各県の人々が昆布をどう食べているか。」を表したパネルが博物館にあった。私が住む北海道はだしをとるという昆布の食べ方が一般的らしい。そして、だし
をとった後の昆布は捨てる・・・のだそうだ。昆布巻きや佃煮などにして昆布自体を食べる県がほとんどという中で、こういう贅沢な使い方をするのは北海道の
み。昆布の産地という事情もあるだろうが、地元だからと言っても決して安く手に入る訳ではない。おおらかな北海道人気質はいいが、ちょっと勿体ない。 |
| 08/11/08 |
五稜郭公園 |

五稜郭タワー

五稜郭跡碑 |

タワー展望台からの五稜郭
五角形がくっきりと見える♪ |

1階に展示の大砲 |

土方歳三ブロンズ坐像 |

箱館戦争供養塔 |
函館
市五稜郭町43−9 当時の正式名・亀田役所土塁(柳野城)。国指定特別史跡。北海道遺産。
嘉永6年(1853年)、ペリー艦隊の「黒船来航」により、日米和親条約を結ばざるを得なくなった幕府は、下田と箱館を開
港。それに伴い、防衛力の強化と役所の移転問題を解決するため、将軍・徳川家定の命により西洋式要塞・五稜郭を建設した。しかし、当時の情勢や費用不足
で、かなり脆弱な作りとなってしまったようだ。今では要塞としてよりも、日本有数の西洋式稜堡城郭としてその名を馳せている。只今、敷地内に旧函館奉行所
を復元建立中。
時は移り、慶応4年(1868年)京都鳥羽伏見の戊辰戦争が、その戦火を次第に北上させ奥羽を経て蝦夷地へ上陸した。かくして、五稜郭は、旧幕府軍と新政
府軍との最後の戦い「箱館戦争」の戦場として、一躍、歴史の表舞台へ飛び出すこととなる。
春には北海道では珍しいソメイヨシノの見事な桜、夏には「函館五陵祭」と壮大な箱館歴史絵巻「市民創作函館野外劇」、秋には目に染みるような紅葉。五稜郭
は、市民の生活に潤いと癒しを与え続けている。
今回は、新しくなった五稜郭タワーが見られた。展望料金@840円(団体@760円)。入口から続く広いフロアでは、ちょうど菊の展示会を開催中。二階
は、喫茶やカレー店などの飲食階である。私とツレは、一階から一気に展望台へ直行。エレベーターの扉が開くと同時に、総ガラスの向こうに五稜郭の全貌が劇
的に出現した。息を飲むように一呼吸置いて「うわ〜〜〜〜〜。」と、感動の長い歓声があがる。タワーの高さは、以前のタワーのほぼ2倍で98メート ル。展望台からは、五稜郭の全体がくっきりと見渡せ、五つの星形がシャープで美しい。
壁際には五稜郭の歴史を記したパネル回廊が展開し、中央には土方歳三のブロンズ坐像があった。榎本武揚でも鳳啓介、ちがう違う大鳥圭介でもなく、土方歳三
だ。その人
気の高さがよく解る。
さて、展望台の1階下でひょいと下を見れば、何と足元に蜂の巣状の網が入ったガラスが嵌め込まれていた。吹き抜けの階上なので、1階のエントランスを上か
ら見降ろす形になる。おっかなびっくりガラスに片足を乗せてはみるが、あくまでも体重は別の足に。そこへ、阪急交通のツアーバッジをつけた年配のご夫婦が
通りかかった。旦那さまの方が「大丈夫!壊れないから。」と、言いつつにこにこと歩み寄ってくる。絶対にガラスが壊れないと頭では解っているのだが、心理
的に怖い。「ですよねぇ。」と言いつつも、私はガラスの上の足をそっと安全地帯に戻した。エレベーターに乗るためにその場を離れ、何気なく振り返ると、件
のご主人がガラスの上に片足を乗せようとしている。その顔は、こわばっていた。 |
アクシデント発生!
ツアー客の中の一組が、集合時間になっても戻ってこない。添乗員さんがタワーの館内放送で呼び出しをかけても、一向に反応がない。もし
かして、集合時間を勘違いして公園を散策しているのかも?ということで、添乗員さんと運転手さんが二手に別れて探しに出た。公園の面積は、東京ドームの約
5倍。こうとなれば、公園は結構に広い。
バスに残された私たちに出来ることは、ただ待つことのみ。と、そこへ何事もなきが如く、問題のカップルが帰ってき た。周辺の人がことの次第を二人に伝えるが、自分たちが集合時間に遅れたとは思っておらず狐につままれたような顔をしている。ま、それは置いておくとし
て、探しに出た二人を呼び戻さね ばならない。確か、出発前にもらった旅行日程表に携帯番号が記載されていたはず。そこに電話をすれば添乗員さんに連絡がつくのでは?と、ツレに言ったら、
それを聞きつけた前の席の若い女性が、手にした携帯を上げて「今、かけてますぅ〜。」素早い♪一方、ツレの横の席の男性が、どこからか運転手さんを見つけ
出してきた。かくして、次なる目的地へ無事に出発。
この一件以来、バスの中には見えない連帯感のようなものが漂うようになった。アクシデントの産物である。 |
| 08/11/08 |
函館山の夜景 |

|
函館山:標高334m。別名「臥牛山(がぎゅうざん)」とも呼ばれる陸
繋島。山頂の展望台からは、昼間は函館市街から津軽海峡、下北半島まで見渡すことが出来、夜間は「世界三大夜景」の一つとも呼ばれる夜景が眺望出来る。
午後4時40分、展望台に到着。あたりはまだ明るいが、夜景待ちの人がぼちぼちと集まってきていた。待つこと20分、待望の夜景が闇の中に浮かび上がっ
た。「綺麗だねぇ〜。」という囁きが、そこここから聞こえてくる。ゆっくりじんわりと夜の帳を待つのは、粋な気分だ。「今まで10回くらい来たけれど、夜
景が見られたのは半分の5回くらい。今日は運がいいよ。」という声が後ろの方から私の耳に届いた。確かに!私も何度も来ているが、ガスって見えないことも
多かったもの。
写真の手前が函館山で、I(アイ)の字形の灯りの上辺あたりに、私が当時通っていた学校があった。遅くまで学校祭の準備をして、疲れ果て何気なく顔をあげ
ると、校舎の窓いっぱいに函館の夜景が広がっていた。言い古された言い方を敢えて持ち出せば、「宝石箱をひっくり返した様な」という表現がぴったりのパノ
ラマ。一つづつの灯りに強弱があり、涙で滲んでいるように見える。まるで生き物のようだ。級友たちの誰もが、息をのんでじっと見つめた。あの感動は今も忘
れられない。これが、函館山の反対側から見る函館の夜景、「裏夜景」である。
時は流れ、人口減少により我が母校は近くの学校と合併になった。校舎は勿論のこと、校名までもが消えてしまい、あの日の裏夜景も記憶の中にだけ住む幻影と
なってしまった。
夜景と一言でいうが、それぞれの灯りは市民の暮らしの証に他ならない。「百万ドルの夜景」も一人一人の日々の生活の上に成りたっていることを思えば、これ
以上町の灯りを消してはならないのだが・・・。 |
| 08/11/08 |
富久寿し |

風が強くて、暖簾がこの通り。 |

特上@1600円 味噌汁つき |

煮付け |

山ゴボウの味噌漬け |
函館
市新川町27番6号 職安のそば。
「函館と言えば、やっぱ寿司だよねぇ。」という訳で、夕飯は、相棒が事前にネット検索して目星をつけていた鮨店へ行くことにした。
まずは駆けつけ一杯。生ビールを注文したら、お通しに「大根と天婦羅蒲鉾と卵の煮付け」、それに、山ゴボウの味噌漬けが出てきた。煮つけは、どことなく家
庭の味がする。山ゴボウの味噌漬けの方は、昨日山から取ってきたゴボウを漬けたもの。とても細いので、玉葱の袋に入れこすり合わせるようにして皮をむく。
今、ちょうど漬けなおし
て二度づけにしているところだとか。私が食べたものは漬かり具合がまだ浅かったが、この程度の野性味が残っている方が好きだ。珍しい一品にありついて、口
福をかみしめる。
山ゴボウを漬けこむ手を動かしながら、店主が函館弁でとつとつと語る。「うちは跡取りがいないから、このとおり友達が手伝ってくれているんだ。近くで娘が
スープカレーの店をやってるけど。」道理で、お運びをしている人も、カウンターの中で料理の下準備をしている人も、店主と同年配くらいだったわ。
お寿司は特上を注文。何て、偉そうには言えないこのお値段ではある。しかし、甘海老あり、雲丹あり、なかなか立派なものだ。珍しかったのが、筋子の
軍艦巻き。塩筋子は普通、熱いご飯の上にのせて食べるが、生寿しのネタとしてお目にかかったことは、ない。生寿しには、筋子ではなくて、いくらが一般的だ
ろう。後日、ネットで築地の寿司を検索していたら・・・あった、メニューに筋子が!何たる認識不足、失敬<m(__)m>
店主の飾らない気さくな人柄が、ほんわりと伝わってくる。一人でも気軽に立ち寄れる、そんなお店。 |
| 08/11/08 |
ロワジールホテル函館 |
|
|
函館市若松町14番10号
函館駅前 旧函館ハーバービューホテル
今夜の宿は、函館駅から徒歩1分。「ロワジールホテル函館」って、どこだろう?どうやら、「函館ハーバービューホテル」が名前
を変えて「ロワジールホテル函館」になったらしい。
このところ、格安ホテルの利用が続いたので、シティホテル(?)の部屋の広さにほっと癒され、手足を伸ばして爆睡した。ちなみに窓から見える景色は函館駅
の灯り。海や函館山が見える部屋もあるようだが、駅へ急ぐ人、駅から降り立つ人、窓から眺めていると飽きることがない。
特筆すべきは、この立地の良さ。目の前に函館駅があり、バスターミナルや電停もすぐそばにある。今回の私はツアーなのであまりその恩恵に浴することはなさ
そうだが、市内各所へのアクセスがとても便利なのだ。正直言って、函館は公共交通機関を使って移動しようとすると、バスなどの本数が少ないので、とても待
ち時間が長い。その意味で、函館駅前は交通の要部分。この足周りの良さは、大きな魅力だ。さらに、ホテルから徒歩2分のところに朝市があるので、朝の散歩
がてら覗いて歩くのも楽しい。
部屋は清潔だし、ロケーションが抜群。フロントの対応も丁寧で、立地がVery
Good。良いことづくしで不満はないのだが、一つだけ言えば、名前がとても覚えづらく言いにくい。「函館ハーバービューホテル」の方が、言いやすくイ
メージも函館らしくて良いと思うのだが・・・。 |
| 08/11/09 |
ロワジールホテル函館・レストラン四季 |

レストラン四季 |

ビュッフェ |

私の一膳目 |
函館市若松町14番10号 函館駅前 旧函館ハーバービューホテル
せっかくなので、朝食を早めに摂ってホテル裏の朝市を散策しようということになった。
ホテルが駅前なので、朝食は近くの店で食べても良かったのだが、朝食付ツアーということなので、ホテル二階のレストラン四季で、「浜のかあさん朝食」をい
ただいた。ビュッフェ形式で、料理が二か所に分けて円形に置かれている。なるほど、これだと混んできても渋滞することなくスムーズ。流れが良い。
「浜のかあさん朝食」の特色は、いか刺し、いかの塩辛、ふかしじゃがいも等北海道らしい食材を盛り込んでいる点にある。しかし、じゃがいもは冷めていて少
々がっかり。いもは冷めるとでんぷん質が固まって味がぐんと落ちる。かたや、シェフが目の前で焼いてくれるふわふわのチーズオムレツの何と美味しいこと
か。私もお替りをした。ならば、こういうのはどうだろう。シェフがオムレツを焼く鉄板の隅にじゃがいもを乗せておき、焦げ目をつけつつ温かい状態で提供す
る。客の食べ具合を見て加減しながらイモを温めるので、ロスも少なくシェフの手間もさほどに増えはしないと思うのだが。
料理の種類が多いので、欲と二人三脚の私の皿は超過密状態。トレーに乗せられる皿の数には限りがあり、畢竟あれもこれも取り込もうとすると、多少汁気のあ
るものとそうでないものなど何もかも仲良く同居という仕儀になる。隣の男性のトレーを覗けば、卵焼き3片、ウインナー3本、サラダ1皿、パン3個、コー
ヒー。何たるシンプル。どこかの喫茶店のモーニング・サービスのようだ。好きなだけ取れるビュッフェでも、誘惑に惑わされずマイペースの食事が出来る人
は、凄い!と唸りながら、食い意地に翻弄されて煩悩のままにせっせと箸を運ぶ私。おいしいなぁ〜、まんぞく、満足♪ |
2日目
| 08/11/09 |
函館駅 |

函館駅
(ホテルの部屋から撮影) |

赤い親子モニュメントは人気撮影スポット
|

駅の中にある立ち食い握り寿し
オーダーするとその場でにぎってくれる |

コンコースにあるモニュメント
流政之氏作「さきもり」 |
函館
市若松町12番
13号
2003年に完成した五代目駅舎を初めてみた。四代目駅舎の記憶が強いため、そのあまりの近代的な姿に、どこか違う駅に降り立ったような戸惑いを禁じえな
い。
まだ、青函連絡船が運航していた頃、函館駅は北海道から本州への玄関口だった。駅に汽車が到着すると、連絡船に乗る人々が長い桟橋を申し合わせたように一
斉に走り出す。何故、走るのか?場所取りのためだったのか?今となってはよく覚えていないが、とにかく皆が走り私も走るwww。桟橋がやけに長かった。船
に乗り込みほっと一安心した時には、汗びっしょり。休む間もなく、出港を知らせるアナウンスが流れる。「ジャ〜ン、ジャ〜ン」という銅鑼を合図に、船は岸
壁を静かに離れ、デッキでは旅
立つ人と見送りの人とが握り合う色とりどりのテープが切れる。今を去ること○十年前の旅立ちの光景。
私が社会人となったのが、この函館。勤務先が本州企業だったので、男性社員たちが数年ごとに本州から転勤でやってきた。彼らが「函チョン」(函館でチョン
ガア=一人暮らしの意味。当時、そういう言葉が使われた。)で、函館のシングル生活を満喫して又本州へ戻る時に、函館の思い出として持ち帰ったのが「函館
ステップ」という歌。まるで校歌のように寄ると集まると
歌っていた。修学旅行のガイドさんも、よく歌っていたらしいので、記憶している人も多いかもしれない。時は過ぎ、当時を知る友達にその話をしたら、市役所
の知り合いに頼んでCDにおとして送ってくれた。何と、歌っているのは、歌手・瀬川瑛子の父だ!
青い海 函館の 港あければ 出船の汽笛
呼ぶな かもめよ 名残を胸に
切れたテープが すすり泣く
夢の街 函館の 街は楽しや 柳がなびく
行こうか大門 戻ろか銀座
招くネオンの 赤と青 (函館ステップ) |
今、函館に当時の活気はない。函館駅に降り立った時に抱く旅のトキメキも又、青函連絡船の廃止とともに消えうせた。ちょっと、寂しい。 |
| 函館朝市 |

出来たてのさきいか |

くじら汁@350円 |

いか釣り堀
釣ったいかをその場で料理して食べさせてくれる
ちなみに、値段は時価。この日は1回1300円。 |
ホテルでの朝食後、
ホテル裏の朝市へ出かけた。蟹、いか、ラーメン、寿司など、多種多様な店が建ち並ぶ。興味はあるし食べてみたいのは山々なれど、如何せん、お腹の許容量が
MAX。今は満腹だが、お昼のリサーチということであれこれ探索することにした。総じて値段は高め。
くじら汁が道南の正月料理だと、最近知った。松前藩の頃「くじらが来るとニシンが岸に寄ってくる。」と言われ、正月には大漁を祈願して作られたそうだ。私
は両親ともに函館産。しかし、未だかつて食べたことが・・・ない。親戚に漁師がいないせいかな?にしても、どんな味なのだろう。興味津々。 |
| 08/11/09 |
ベイエリア |

金森赤レンガ倉庫 |

はこだて明治館(旧函館郵便局)
現在は(ショッピングモール) |

明治館の1階フロア |

西波止場
土産物屋やレストランが入っている |

マリンクルーズ乗船場 |

金森倉庫群 |

通りかかった店
裂きイカ製造中 |

日本最古の操車塔
(十字街交差点にて) |

日本最古のコンクリート電柱
しかも二本の夫婦電柱 |
今では、港町函館を
象徴する観光の目玉となった感が強い「はこだてベイエリア」。かつては青函航路発着地として、最も賑わいを見せた地
区でもある。明治44年に建てられた旧函館郵便局の建物をそのまま使っている「明治館」や赤レンガの金森倉庫群を中心に、レストラン街やショッピングゾー
ンが形成され、異国情緒あふれる洒落た空間を作り出している。
ベイエリアから少し函館山方面へ歩くと、十字街に出る。その近くのマンションに寄り添うようにひっそりと建っているのが、1923年(大正12年)に函館
水電会社(現在の北海道電力)が建てた日本最古のコンクリート電柱。高さ10m、底辺の一辺が47cmの鉄筋コンクリート造りで角錐型という珍しい形であ
る。同じ形の電柱が建物をはさんで建てられたため、夫婦電柱と呼ばれた。今なお現役。
日本最古の電柱を探し歩いていたら、十字街交差点で珍しい物を発見。これは、何だろう?タワー?いえいえ、操
車塔というものらしい。市電の分岐点で、ポイントの切り替えをする施設を操車塔というそうで、この十字街の操車塔は函館市電で最後まで残っ
ていた物。ちなみに、国内最古で平成7年まで使用されていた。
珍しいついでに、もう一つ。十字街からさらに電車に乗って「谷地頭」で降りると「谷地頭温泉」に着く。函館の温泉は「湯の川温泉」があまりに有名だが、温
泉に入るならここが好き。ただし日帰り温泉である。「谷地頭温泉」は源泉の温度が高く、正真正銘の源泉かけ流し。しかも、入浴料が420円と安い。そう、
ここは函館市営の温泉なのだ。と、ここまでなら別に驚くことでもないが、今回解ったことは「谷地頭温泉」が函館市水道局所有だということ。さらに調べる
と、あれれれれ・・・湯の川温泉の方も、現在36本の源泉があるうちの22本を水道局が所有している、と水道局の公式ページに書かれている。日本広しと言
えども、水道局が温泉を所有しているという話は、今まで聞いたことがない。これほどの数の源泉を掘り当てた水道局は、相当に財力豊かだったということだろ
うか?
ちなみに、建て直し後の「谷地頭温泉」には、まだ行ったことがない。露天風呂も気にかかる。「今回のツアーのフリータイムを利用して、風呂に入ってくる
か?」と、ツレは未練しきりだったのだが・・・。 |
| 08/11/09 |
摩周丸 |

青函連絡船記念館・摩周丸

当時の乗組員の制服 |

操舵室 |

通信室 |

寝台車の飾り毛布 |

船員必須のロープ結び各種 |
函館
市若松町12番地先 入館料@500円
摩周丸は、青函連絡船の最後となる航海を飾ったうちの一艘。船内には、操舵室・無線室を現役そのままに再現した「操舵室・無線室」や珍しい資料などが展示
された「青函連
絡船のあゆみコーナー」のほか、「船のしくみ展示室」や函館港と函館山を一望できる「シーサイドサロ
ン」などが設けられている。
今日も風が冷たい。操舵室から見る海は、波もなく穏やかだ。1954年、台風15号が引き起こした暴風と高波により転覆した洞爺丸事故は死者・行方不明者
合わせて1155人という日本海難史上類のない大惨事であった。この事故がきっかけとなり、海上輸送の危険性が声高く問われ、津軽海峡の輸送手段は海から
青函トンネルを使った海底へとシフトしていった。
通信室では、ツレがモールス信号の打鍵試体験に余念がない。左手元にある符号表を見ながら右手で打電する。見るとやるとは大違い。簡単そうでなかなかどう
して難しい。私の父母は、今もベイエリアに残る明治館(旧函館電報局)で勤務していた同僚同士であったらしい。昔、両親は時々子供たちの頭越しにモールス
信号で内緒話をしていた。「ツツーツートン、ツーツーツートン、トトト」。何を言っているのかさっぱり解らない。その腹立たしいことったら!
摩周丸の展示で目を引くのが、寝台車の飾り毛布。色々な飾り方があって、まさに芸術品。こんな風にベッドに置かれていたら、せっかく美しく形づくられてい
るものを開いて使うのは勿体ない。いつまでも、じっと眺めていそうだ。
もう一つ、面白いのが、ロープ結び。こちらも色々な結び方が展示されていて、楽しい。お見事!
飾り毛布もロープ結びも、業務上これ程の種類が実際に必要だったかと言えば疑問。では、何故にここまで多種あったのかと思いやれば、彼らが仕事のなかに作
り出した遊びであり、仕事への誇りであり、心意気だろう。翻って現代、自分の仕事に誇りを持ち、その仕事の中に遊びを作り出そうという心のゆとりのある
人、そういう環境を持つ幸せな人がどれ程いるのだろうか?古き良き時代、と一言で切って捨てられない思いが残った。 |
大変だ!集合時間が迫ってきた〜。急げ〜〜〜。バスが待つ明治館前へ、ツレと二人ひた走る。「早めのランチも済ませてきてくださいね。」と、添乗員さんに
言われていたが、そんな時間は全くなかった。函館は「ラッキーピエロ」のハンバーグと長谷川ストアの「焼き鳥弁当」が美味しいと聞いていた。この際、それ
を買い込んでバスの中で食べようか?考えはくるくる回るのだが、結局、購入する時間すらなくカラテで乗車と相成ったwww。