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2011年 襟裳岬

襟裳岬&モール温泉の十勝川温泉





11/07/20〜11/07/21    マイカーで様似経由で襟裳岬へ。宿は帯広近郊の十勝川温泉。

行程                                             
1日目 様似駅 2日目 十勝が丘展望台
襟裳岬 日勝峠
風の館 日高町農産物直売所「アン・アン」


泊まったところ 食べたところ
笹井ホテル レストラン郷里ちゅうるい







先日、新冠へ行ってきたけれど、そこから、ちょっとだけ足をのばせば「襟裳岬」。・・・まだ行ったことがないなぁ。思い切って、行ってみっか♪
ただし、距離が長いので近くで一泊という日程。どうせ泊まるなら、まだ未踏の宿がいい。ならば、ほれ、帯広近郊にあるじゃぁないの、モール温泉で人気の十勝川温泉が!



一日目

2011/07/20 様似駅

駅と観光案内所

トイレ

バスターミナル
新冠までは、先日と同じコース。延々と続くサラブレッド牧場は、見ているだけで心がのどかになる。気がつけば、右手には悠然と広がる太平洋の水平線が!目を転じれば、海辺や庭先に敷かれた砂利の上には、太くて厚い昆布がわんさと横たわる。どうやら、今はミツイシコンブ漁の盛りらしい。

さて、ここ様似は電車で襟裳岬へ行こうとすると、この駅で一日3往復しかないバスに乗り換える所。こじんまりとした駅とそれに向き合う様にバスターミナルがあり、駅を背にして右手にトイレがある。今日はマイカーなので、バス時間に追われることもなく、ゆったりと休憩がてら降車してみた。

様似は、アポイ岳などの日高山脈を背に、紺碧に輝く太平洋を抱く町。町名の由来は、アイヌ語で「サンマウニ」(朽ち木のある所という意味)だそうな。まだあまり知られていないが、四季折々の美しい風景と海の幸・山の幸の双方に恵まれた町でもある。なんとも羨ましい限り♪


2011/07/20 襟裳岬
♪えり〜〜もの春はぁぁ、なにもない春ですぅ〜〜〜♪

春には何もなくても、夏なら何かあるべぇ。と呑気にやってきた。ところが、なんと、あったのは・・・風!!!写真では穏やかに写っているが、実はこの写真も風に体を飛ばされながら。なので、狙った被写体が真ん中に入らず焦点がぶれている。着ていた上着の裾が胸までめくれあげられ、髪がなぶられて、その場に立っているのすらも大仕事。お土産屋さんのご主人が言うには、今朝は風速20mだったのだとか。今は風速13m。これでも、かなりのものなのに、風速20mなんてw 風速10m以上の風が吹く日が年間290日以上とのこと。ちなみに、襟裳岬は濃霧が多いことでも知られていて、ほぼ年間108日は霧がかかっているそうな。

地名の由来は、アイヌ語「エンルム」(突き出た頭)、アイヌ語「エリモン」(うずくまったネズミ)など諸説ある。襟裳岬は太平洋に向って南に突き出した岬。その岬の先端まで岩礁群が伸びているので、そんな地形に起因する命名ということか。


2011/07/20 風の館



ここの望遠鏡からアザラシがみえる
      
風体験コーナー。で、ツレが風速25m体験の図
風から逃れたくて、飛びこんだ。入館料@500円。

こちらの見所は、野生のゼニガタアザラシを望遠鏡で観察できる展望室と、風速25mの風が体験できるコーナー。他にも色々な体験コーナーがあるようだ。

さて、一番のお目当ては何と言っても「アザラシ」。これを、見なきゃぁ!!!という訳で、わき目もふらず展望室へ直行したら、まるでワイドスクリーンのような眺望に声をのんだ。半球型の硝子窓からは、風抜きの穏やかな襟裳岬が一望でき、ここだけの静かな時が流れていた。「凄い!さすが襟裳岬だ。」

設置された望遠鏡を覗けば、岩礁に横たわるアザラシが!そばにいた数人の東京農業大学の学生が、岩と見まごうアザラシが見やすい様にと望遠鏡の焦点をアザラシに合わせてくれていたのだ。なんでも、ここでアザラシの研究をしているのだそうな。ここは、珍しい植物や海藻の宝庫でもある。農業系の学校なのに、そっちじゃぁなくて、何故にアザラシ?素朴で感じのいい学生さんたちだった。アザラシと東農生、ファイティン♪


2011/07/20 レストラン郷里ちゅうるい

郷里ちゅうるい

窓の向こうは満開のあやめ



ざるそば@690円
中川郡幕別町虫類白銀町384番地1  ナウマン温泉ホテル内

「昼食は襟裳岬の食堂で岬を眺めながらと言うのもいいなぁ。」と思ったその時、ツアーのバスが2台到着していきなりわさわさとした喧騒につつまれた。折角の昼食だもの、ゆっくりと食べたいよ。と言う訳で、帯広まで車を走らせる途中で良さ気な食堂を見つけることにした。

そんなこんなで車を止めたのが、「幕別町・道の駅・ちゅうるい」のお隣・ナウマン温泉ホテルのレストラン。

虫類という村名の由来は、アイヌ語「チュウルイベツ」(急流の意味)から。1969年には、この地で日本初のナウマンゾウの化石が発掘されたのだと。村の基幹産業は農業で、特にゆり根の生産で知られている。

入店したのが、午後1時半。近くにあるパークゴルフ場からの流れ客でなかなかの盛況ぶりだが、私たちが注文を決めている間にどんどん帰ってしまい、気がつけばツレと私の2人だけ。なに?とメニューを見れば、ここの営業終了時間が午後2時。我らは、閉店まぎわに紛れ込んだようだ。

建物はホテルと繋がっていて、清潔感が漂う。しかも、レストランの窓越しに見渡すあやめ園は、今が盛り。まさに、一幅の清涼剤と言ったところか。客がひいた店内は、やけに静かだ。

虫類町は蕎麦で有名な新得町が近い。ならば、ここで食べるなら絶対「蕎麦」だ。
「うんまい〜〜〜〜。」麺よし、つゆよし。にしても、ホテルでこんなに美味しい蕎麦にありつけるなんて!一口早く完食したツレが、テーブルを見まわして呟いた。「蕎麦湯は?」そう言えば、大抵の店では蕎麦と一緒に蕎麦湯が出てくることが多いけれど・・・。ツレが、ウエートレスの女性に蕎麦湯を所望すると「何人分ですか?」との質問が返って来た。え・・・?普通は、ほれ、朱塗りとか黒塗りでひょっとこ口の蕎麦湯用容器に入ってくるから、何人だろうと人数は関係ないだろう。首を傾げながら、2人分を依頼した。しかし、なかなか出てこない。15分は経ったか?、いや20分にも届きそうな〜。蕎麦を食べ終えて所在なく待つ時間は、ひときわ長く感じられる。待ちくたびれた頃に、待望の蕎麦湯が登場した。それは、注ぎ口のついた大きめの陶器カップにたっぷりと入っていて、各自1カップづつ。蕎麦湯専門の食器という訳ではなさそうだが、洋風でお洒落な器だ。うん、蕎麦湯も美味しい〜♪

熱い蕎麦湯をすすりながら、ふと思う。それにしても、蕎麦湯が出てくるまでに時間がかかりすぎる。もしかすると、私たちの蕎麦を湯であげた時に、湯は捨ててしまっていたのかも。ツレから蕎麦湯の注文がきて、慌てて更に2人分の蕎麦を茹でたのではなかったか?と言う事は、今では蕎麦湯が欲しいという客はほとんどいないということか?

今日の賄い料理は、蕎麦湯のために茹でちゃった蕎麦だなぁ、きっとw・・・お騒がせ(__)


2011/07/20 笹井ホテル

笹井ホテル

ロビー

「和室+応接」の部屋

露天風呂
実は私、中学・高校の3年間を帯広で過ごした。しかし、こんなに近いのに十勝川温泉へは一度も行ったことがなかったのだ。この機会に、是非にも行かねば。・・・だって、ここは世界でも珍しい「モール温泉」なんだもん。

モール温泉とは、植物起源の有機質を含んだ温泉のこと。モールはドイツ語で湿原(Moor)。

湯の色は茶色。植物性の泉質は、まろやかで天然保湿成分が豊富。ために、「天然の化粧水」とも言われるほど美容効果が高いとされ、女性客に大人気。軽い手荒れ程度だと一度湯につかっただけで治ってしまうそうな。

笹井ホテルは、十勝川温泉の中でも老舗ホテル。それだけに、建物は古い。しかし、古いながらも手入れが行き届き清潔なので、ゆっくりと「美人の湯」を堪能できるのだ。

露天風呂の方へ移動したら、上段の湯船でキャッキャと姦しい中国語が飛び交っていた。クアラルンプールからの団体さん。と言っても、学生だろうか?全員若くて奇麗な女性たちだ。彼女たちは、いたく風呂が気に行った様子。マレーシアって、風呂はないのかな?下の岩風呂で熱めの湯に浸かっていた私に、日本人の中年婦人が上段の湯船を指して聞いてきた。「あっちの湯船も、熱いお湯?」「さぁ〜〜〜。」と首をかしげると、かぶせるように言葉をついだ。「ちょっと、聞いて来る。」「え?あのぉ〜、なんか彼女たち中国語でお話してるみたいですけれど・・・」と制すると「面白そう!」と悪戯っぽい笑顔を残して、クアラルンプール嬢たちの所へすたすたと近づいて行ってしまった。さて、どうなるのだろう?

冷や冷やと見ていたら、中年婦人は、まるで独り言のように呟いた。「ここ、熱いお湯?・・・あ、ホット?」えぇぇ、思いっきり日本語じゃあないの。それなら、私でも聞けるぞぉw クアラルンプール嬢の1人が質問をひきとって答えた。「コールド・ウォーター。」中年婦人は、湯船にそっと手をさし入れて「あら、駄目だわ。冷たい!」と、早々に諦めてこちらの湯船に戻ってきた。終始マイペースのおばちゃまには、そもそも言葉の壁など存在しないらしい。いや、正しく言えば度胸ひとつで、ブルトーザーの如く壁を蹴散らし、ぶっ壊してしまった。おばちゃまは、無敵なり!



二日目


2011/07/21 十勝が丘展望台
前夜、ツレが大浴場で教えてもらった地元民イチオシのお勧めスポット。


ここ「十勝が丘展望台」は十勝川温泉の北側に位置しており、足元には十勝川温泉街や帯広市内、遠くには日高山脈が広がり、まさに十勝平野の大パノラマが展開する。

午前9時すぎにホテルを出て、ここへ着いたのが10時前。景色に見とれながら美味しい空気をいっぱいに吸い込んでいたら、担当者らしき人が現れて、一番見晴らしの良い場所に簡易テーブルや椅子をセッティングし、テーブルの上に「どうぞ、ご自由にお休みください。」と書かれたプレートを置いた。・・・ということは、毎朝こうして準備し夜には片づけるという作業を繰り返しているのかな?ググッてみた。なんと、ボランティアによる無料観光案内は無論のこと、毎年5月から10月までの土曜・日曜は、無料でお茶やコーヒーを提供しているそうな。

北海道に観光地は数多くあれど、ここまできめ細やかな運営をしている所は初めてだ。
景色も抜群だけれど、地元の人々のもてなしの心が温かい!♪


2011/07/21 日勝峠

第九の塔

第九の響く町清水町



十勝平野の眺望
国道274号線にあり、道央と道東を結ぶ要衝である。夏期は濃霧が多いが、運が良ければ展望台から十勝平野を見わたすことが出来る。しかし、昼夜を問わず大型車などが通行する産業道路であるにもかかわらず、冬になると圧雪アイスバーンとなり、その路面状況は世界でもトップクラスの難所。そのため、多少の時間がかかっても国道38号線狩勝峠や国道236号線天馬街道、または道東自動車道(有料)へ迂回するドライバーが多い。

峠の展望台へあがると、「第九の塔」があった。そうそう、ここ清水町はベートーヴェンの交響曲第九を全国町村で初めて合唱したことから「第九の町」として、つとに有名。ある人は農作業の手を動かしつつ、又ある人は夕餉の準備をしながら、ときおりカンニングペーパーを覗いてドイツ語での第九を憶える。そんな清水町の人々は、実はどこの町にもいる普通の人たちなのだ。しかし、公演のその日その時、町民は一端の歌手に大化けする。男性はタキシード、女性は白いブラウスと黒いロングスカートに身をつつみ、舞台の上で大きく羽を広げた蝶になる。この時間だけは、搾乳をする酪農家でも味噌汁を作る主婦でもなく、聴衆に歌声をとどける歌手なのだ。なんて、素敵なんだろう。


2011/07/21 日高町農産物直売所「アン・アン」
帰途、ちょうど通りかかったので、休憩がてら偵察。ここは、国道274号線「道の駅・樹海ロード日高」より車で1分。営業期間・6月1日〜10月31日。営業時間・8:00〜15:30.

この地域の農家の女性たちが集まって、期間限定で開設しているお店。店名の由来は「毎朝収穫した新鮮な野菜を、安(アン)心に安(アン)価に安(アン)全に食べてもらいたいという思いからだとか。狭い店内ながら、朝採り野菜や手作り豆腐、お弁当などがぎっしりと並んでいた。

「ヴェジタリアン?」と聞かれることが多い我家。そんな確たる立派なこだわりはないのだけれど、どういう訳か野菜大好き!
以前、愚息の友達にカツを振舞ったことがある。当然、カツにはキャベツの千切りを山盛りで添える。これ、常識!
後で愚息いわく「おかん、普通の人はあんなに沢山は野菜を食べないよ。我家の一人前が、普通の人の三人前。○○君は、汗流してキャベツをやっつけてたぞぉ。」
おぉ、そうだったのか、我家の常識は世間の非常識w失敬。

まぁ、なにはともあれ、どれ、私もたんと新鮮野菜を仕入れていくべぇ♪
























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