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2012年 道北の旅1 Vol.1

日本最北端・宗谷岬へ



札幌発→オロロンライン→稚内→宗谷岬






12/07/04~12/07/06    マイカーでオロロンラインを北上。日本最北端の地・宗谷岬へ。宿はテント&車中泊、2泊3日のワイルドトラベルへいざ出発♪。



行程一覧                                           

月日 訪問地 温泉 所在地
前編(訪問地をクリックすると飛びます)
1日目 国稀酒造 増毛郡増毛町
増毛駅 増毛郡増毛町
小平(おびら)鰊番屋 道の駅 留萌郡小平町
とままえ温泉ふわっと 道の駅 併設 苫前郡苫前町
ほっと♡はぼろ 道の駅 併設 苫前郡羽幌町
  はぼろバラ園 苫前郡羽幌町
  北海道海鳥センター 苫前郡羽幌町
富士見 道の駅 道の駅から車で15分 天塩郡遠別町
てしお 道の駅 道の駅から車で5分 天塩郡天塩町
オトンルイ風力発電所 天塩郡幌延町
サロベツ湿原 天塩郡豊富町
  サロベツ原生花園 天塩郡豊富町
ノシャップ岬 稚内市
Vol.2(←クリックしてください)
2日目 ●稚内駅 道の駅 道の駅から車で3分 稚内市
  KANEPOPPO(カネポッポ) 稚内市
●稚内公園 稚内市
  稚内森林公園キャンプ場 稚内市
●稚内港北防波堤ドーム 稚内市
●宗谷岬 稚内市
  日本最北端の碑 稚内市
  間宮林蔵の像 稚内市
  流氷館 稚内市
●宗谷岬公園 稚内市
  祈りの塔 稚内市
  宮澤賢治文学碑 稚内市
  宗谷岬公園から見た宗谷岬 稚内市
●さるふつ公園 道の駅 併設 宗谷郡猿払村
●クッチャロ湖 併設 枝幸郡浜頓別町
●おといねっぷ(音威子府) 道の駅 道の駅から車で10分 中川郡音威子府村
●天塩川温泉 中川郡音威子府村
  JR天塩川温泉駅 中川郡音威子府村
  天塩川温泉 温泉 中川郡音威子府村
  天塩川リバーサイドキャンプ場 中川郡音威子府村
3日目 ●びふか(美深) 道の駅 併設 中川郡美深町
●朱鞠内湖 雨竜郡幌加内町
●秩父別 道の駅 併設 雨竜郡秩父別町



月日 泊まったところ 記載場所 所在地
1日目 稚内森林公園キャンプ場 Vol.1 稚内市
        2日目 ●天塩川リバーサイドキャンプ場   Vol.2 中川郡音威子府村



外食 記載場所 所在地
道の駅・富士見 かけそば Vol.1 天塩郡遠別町
●音威子府そば かけそば Vol.2 中川郡音威子府村
買い喰い 所在地
A.COOPとよとみ おやき Vol.1 天塩郡豊富町





閑話
目の保養・サイドカー
長崎からのキャンパー
車中泊のノウハウ
チャリで台湾から来た青年
キタキツネ





覚書
走行距離              800km
ガソリン 40.2ℓ          5109円

















ある日のこと、ツレが言った。「来年、念願の東海道五十三次を歩いてくるかぁ。」で、それのために登山用のテントを購入すると言う。東海道踏破は以前から私が勧めていた事でもあり、諸手を挙げて大賛成。んで、テントをゲット?じゃったら、この夏、テントのお試しをしてみるかぃ。ならばと、先般の四国旅行中でのレンタカー、そのナビの便利さにすっかり魅せられて即購入。

きっかけはささい。かくして、ここからワイルドな旅が始まった。








一日目      曇り



日本海オロロンラインとは、北海道の日本海側・札幌近郊の石狩市から天塩郡天塩町までの国道231号&国道232号の愛称。また、小樽市から稚内市までを指すという説もある。

豊富町より北の区間では、電柱が一本もない。どこまでも真っすぐに続く道は、道外のライダーやドライバーには垂涎なのだそうな。天気が良ければ、ほとんどの場所から日本海越しに利尻富士を臨むことが出来る、まさに夏の北海道を満喫する大人気のルートなのである。



12/07/04 国稀酒造


「酒酔蔵」いかにもな屏風


ちょっとお茶目な日本手拭いは
まるで暖簾のよう。


資料室
日本最北の酒蔵・国稀酒造。
北海道増毛郡増毛町で清酒製造を始めたのは、1882年(明治15年)のこと。鰊の豊漁による好景気で酒の需要が高まり、国稀酒造の基盤が築かれた。

暑寒別岳からの良質な天然水に拘り、昔ながらの製法を守り続けているそうな。

また、高倉健主演の映画「駅STATION」のロケ地としても、有名。

蒸米
酒の仕込み米は炊くのではなく蒸す


上槽
発酵が終了した諸味をもろみを
圧搾機にかけ酒と粕に分離

試飲コーナー
駐車場の前にある「仕込み水」をペットボトルに汲み、表へまわってカメラをかまえていたら偶然にも開店時間になっていた。かくして、私が本日の観光客第1号。

と、熟年のご夫婦が私たちの後へつづき店の中に入ってきた。なんでも、京都から(たぶん舞鶴か)フェリーで道内入りをしたのだと。昨日は旭川に泊まり、今日から札幌2連泊の予定とのこと。「幼少期に札幌の知事公館のむかえに住んでいたことがあるのです。あそこは、昔 三井クラブと言ったのですよ。懐かしいなぁ。」と遠い目でご主人が言った。

札幌生まれの私だけれど、知事公館の前身が三井クラブだったなんて・・・初耳!で、ぐぐってみた。
桑畑だったその一帯を、開拓使の吏員の札幌農学校校長・森源三が買い、私邸を建設。森の死後、三井合弁会社が買い取る。当時の三井財閥は各地に集会所を所有し、迎賓館として使用。「三井クラブ」や「三井別邸」と呼ばれていた。しかし、利用できるのは関連企業の重役や皇族などで、実際に使われたのは年に数回のみ。そのために、常時10余名の職員が働いていたのだと。なんという贅沢な!

昭和17年、敷地内に新館が建設され、これが今の知事公館となる。

やがて、戦争の終結とともに米軍に接収され、昭和27年に接収解除。札幌市が三井から譲り受け、翌年 道と市との土地交換により、道の所有となる。かくして、現在は知事公館として解放され、市民の憩いの場所となっている。

財閥の栄華の残り香が、こんな身近にあったなんて・・・びっくり。

さて、件の京都のご夫婦は、BMWで颯爽と札幌へと旅立っていった。もしかして、ご幼少のみぎり、由緒正しき家のお坊ちゃまだったのかも~。


12/07/04 増毛駅

駅のホーム
歌詞の様に線路はどこまでも続かず、行き止まり。

駅舎

駅構内の立ち喰いそば「そば処増毛駅」
国稀酒造の斜め向え。ここも1981年公開の映画「駅STATION」で舞台の中心となった所。往時は、職員が多数詰める旅客・貨物の要所だったそうな。だが、ニシンの町として栄華を極めた増毛にも、やがてむかえたニシン漁の衰退期。町はさびれ、駅は無人駅となった。

1921年(大正10年)開業。1面1線のホームを持つ行き止まりの駅。この珍しさゆえに、マニアが絶えることのない人気駅でもある。「線路はつづく~よ。」と童謡の歌詞にもあるように、線路の先にはまだ見ぬ町がきっとある。子供の頃のわくわくした記憶が蘇る。しかし、増毛駅の線路はこの先がない。ばっさりと断ち切られた様な寂しい思いが、ふっと湧いてくる。

増毛の名前の由来は、アイヌ語で「マシ・ケ」(カモメのいる処)。北海道の地名は、読めないと言われるが、増毛もそのひとつ。どう見たって、ぞうもう。これにあやかって近隣の店で「増毛」の入場券が観光客向けに販売されている。そう言えば、先日訪れた留萌駅でも「増毛」の入場券が販売されていたような~。

実は、ここでの目当ては蕎麦。北海道は蕎麦の文化と言われる程に蕎麦処が多いのだが、中でも増毛駅舎内の蕎麦は、「暑寒(しょかん)そばの会」という有志が営業している手打ちの店。蕎麦に目がないツレが楽しみにしていたのだが・・・まだ、開店前w 諦めきれずに、隣の売店の売り子さんに尋ねてみた。「あぁ、何時に開くかなぁ。10時半だったり、11時だったり。気紛れだからぁ。」って・・・もしかして、仲悪いんかい?なんて、勘ぐってしまったw 食べ損ねて、残念!!!!


12/07/04 道の駅・小平(おびら)鰊番屋


海を見下ろす2F食堂団体席

売店
道の駅・小平鰊番屋。
この隣に「旧花田家番屋」があったなんて、不覚にも気付かなかったw 現存する番屋の中では、一番大規模なものだとか。番屋って、何?って。北海道以外では馴染みのない言葉にちがいない。ほれ、随分前になるけれど、なかにし礼作詞・浜圭介作曲で北原ミレイが歌ってた「石狩挽歌」。

♪~海猫(ごめ)が鳴くからニシンが来ると、赤い筒袖(つっぽ)のヤン衆が騒ぐ。
雪に埋もれた 番屋の隅で わたしゃ夜通し飯を炊く
あれからニシンは どこへ行ったやら 破れた網は問い刺し網か
今じゃ浜辺で オンボロロ オンボロボロロー
沖を通るは 笠戸丸 わたしゃ涙で ニシン曇りの 空を見る~♪

番屋と言うのは、ニシン漁などの漁夫が泊まる簡易宿泊所みたいな所。ニシンが豊漁だった頃は、寝る間も無いほどに忙しく、握り飯を懐にし、三平汁をガバとかっこんで漁へ出て行ったのだと。豊漁で賑わう浜の様子とその後のニシン漁の衰退ぶりが目に浮かぶ。

この小平鰊番屋は、お隣の「旧花田家番屋」の建物に合わせて木造で番屋風に建てられている。廊下の艶といい、風格が漂う。ここで、食事も出来るのだが、増毛駅で食べそこなった蕎麦への思いが後をひき、食指が動かないw


12/07/04 道の駅・とままえ温泉ふわっと

苫前温泉ふわっと

館内のロビー

足湯
まだやってないw

展望台
(晴天なら天売島と焼尻島が見える)
晴れていれば、露天風呂から天売島・焼尻島が一望できると言うことだが、今日は生憎の曇天。展望台からは、島影すらも全く見えないw

♨苫前温泉・ふわっと
ここの温泉は塩泉で、体の芯から温まるのだそうな。まだ日が高い時間だと言うのに、すでに入浴客で賑やかだ。施設もとても奇麗だし、いつかゆっくりと入浴に来たいな。チェック♪


12/07/04 道の駅・ほっと♡はぼろ
メイン施設は、はぼろ温泉サンセットプラザ。って、それはどこ?ツレと二人できょろきょろと見回すのだが・・・。
後でよくよく考えてみれば、どうみてもホテルにしか見えなかった、あれが道の駅だったらしい。

♨はぼろ温泉サンセットプラザ
温泉大浴場・露天風呂・屋外プール・物産店などがあり、7階ラウンジからの眺めが最高!なんだって。
よし、次回は絶対に覗いてくるべぇ。
はぼろバラ園

チャペル
6月下旬から9月にかけて、北方系のバラを中心に約300種、2000株のバラが咲き誇る。他ではなかなか見ることが出来ない珍しい種類のバラも多く含まれている貴重なバラ園なのだそうな。一重の花びらを見て「え、これもバラの一種なのかい?」とびっくらした、花の知識に乏しい私。

園内には白いチャペルがあり、そこにあるのは「愛の鐘」。カップルが愛を誓い合う場として利用されているとのこと。なるほど、英国風でなかなかにお洒落。咲き誇るバラの花々も素敵!きっと、永遠の愛を手に入れることだろう。蛇足。
北海道海鳥センター

北海道海鳥センター

右の暖簾が「さえずり屋」

これがコウテイペンギンの体重
40kgは重くて持てなかったw
道の駅・ほっと♡はぼろ。その敷地内にあるのが、北海道海鳥センター。恥ずかしながら、トイレを求めて入ったのではあるけれど・・・。いや、その面白いったら!!!

北海道海鳥センターは、日本で唯一の海鳥専門施設。海鳥の実物大の模型や、断崖絶壁にある繁殖地のジオラマや、海鳥の種類や行動、その生息歴などなどが展示されている。

面白いのは、鳥の鳴き声を聞ける「さえずり屋」。暖簾をくぐり椅子に座って鳥のメニューを選ぶ。まるで、焼き鳥屋で注文をしている気分。

絶滅の危機に瀕しているオロロン鳥の別名は、ウミガラス。とはいえ、カラスの仲間ではない。羽幌町の天売島ではその鳴き声が「オロロン」と聞こえることからオロロン鳥と呼ばれてきた。1938年には4万羽が確認され、以来急激な減少をし、一昨年は13羽にまで減ってしまった。昨今は、天売島でオロロン鳥を見られるのは、よっぽど運がいい。とまで言われているそうだ。もう随分と以前に友達と天売島へ行った時、夥しい数のオロロン鳥が岩穴で子育てをしていた。飛んでいる姿とは裏腹に、その足はずんぐりと太くてたくましい。人間で言えば、大阪のおばちゃん風。しかも、表情は険しい。あの頃、すでに絶滅の危機と闘っていたのかも。消えゆく種を、守る方法はないのだろうか。


12/07/04 道の駅・富士見

レストランとんがりかん

直売所と食堂

かけそば@450円
日本海オロロンラインの中継点。レストランとんがりかんが道の駅となっている。しかし、増毛駅で食べそこなった蕎麦、リベンジという訳でもないが、同じ敷地に立つ「そば」の文字に引きつけられる様にして食堂に入った。つゆは北海道特有の濃口醤油色。が、決してしょっぱくはない。うんうん、うまい!念願の蕎麦を食べて、なんだかほっと一息。と、安心してしまって、うっかり忘れていた。ここの名物が、鶏の唐揚げであることをwww

♨旭温泉
源泉は食塩泉。飲むとガス入りのミネラルウォーターの味がするのだと!晴れた日には、利尻富士が見えるそうな。って、今日は無理だなぁw


12/07/04 道の駅・てしお

道の駅・てしお

売店
手塩温泉から約3kmの所にある、道の駅。訪問時の時間は午後3時。食事をするには半端な時間だと言うのに、売店横の食堂は客で満席だった。人気の秘密は何だろう?店の前ではためいていた幟の「ホッキカレー」かしらん?興味津々。

♨てしお温泉/夕映え&林業研修センター富士見荘
泉質は美肌、マッサージ効果が抜群なのだと。加えて、利尻富士と日本海に沈む夕日がウリ。


12/07/04 オトンルイ風力発電所
広大なサロベツ原野に突如現れた、巨大な風車群。オロロンライン沿い3.1kmにわたって一直線に並ぶ風車は、28基。1基あたり750kw。総出力2100kwで、これは一般家庭が1年間に消費する電力の1万世帯分に相当するそうな。その名、オトンルイ風力発電所。オトンルイとはアイヌ語で「浜にある道」という意味だとか。

無論、全基が稼働している。この迫力!この壮観!!!
ずらりと並ぶその風車群を見ていたら、昨今の電力不足騒動なぞ、何てこともない様に思えてくる。気がつけば、「浜にある風車の道」のその雄大さに、しばし絶句していた。

北海道ならではの壮大なるスケールに、ただただ感動の3.1km!一度見てみんしゃい。


12/07/04 サロベツ湿原

サロベツ原生花園

サロベツ湿原センター

浚渫船
「サロベツ」はアイヌ語で「サルオベツ」(葦の生える川)という意味。

サロベツ湿原は、海岸の砂丘とその後ろにある宗谷丘陵に挟まれ、泥炭による長い堆積作用によって形成された潟湖である。あまりに広大な泥炭地は、酪農業にとっては厄介もの。各地で大規模な農地開発が行われるに従って、泥炭地の排水やサロベツ川のショートカットなどにより湿原の水位が次第に低下している。そのため、浚渫船などによる自然再生事業も盛んに取り組まれているが、泥炭の形成は1年間に1mm。湿原の再生には、気の遠くなる様な時間が必要なのだと。
サロベツ原生花園

エゾカンゾウ

カキツバタ
どこまでも伸びる木道。その道々には水芭蕉やハマナスなど可憐なサロベツ原生花が咲く。その数、100種以上。花園に足を踏み入れると、果てしもなく広がる台地。今まで身に纏わりついていた巷の喧噪が一気にそぎ落とされたような。そこは、もう野鳥がさえずる別天地。

この日遭遇できたのは、エゾカンゾウとカキツバタ。すでに花の盛りを過ぎたのか、心なしか花びらに元気がない。と思ったら、エゾカンゾウは1年のうち2日しか咲かないのだと。それを知って、今日私のために咲いてくれているこの花が、抱きしめたい程に愛おしい。ちょっと、いや、かなりの感動!!!
閑話
目の保養・サイドカー
こちら、駐車場。一際目をひく2台のサイドカーに、ドライバーたちの目は釘付け。

腕組みをしたバスの運転手さんが、遠くから歩み寄って言った。「これ、いくら位すんのかな?300万円?400万円?」って、聞かれてもなぁ、私買ったことないし・・・。どっちもいいけど、私だったら側車に幌が掛かった方がいいなぁ。個室みたいで快適そうだもん。気分は、すっかりサイドカー・オーナー。


12/07/04 A・COOPとよとみ
今夜はテント泊の予定。については、食料を買っておくべぇかぁ~。と立ち寄ったのが、ここ。入口のたい焼コーナーで足踏みするおじ様。いわく「お姉ちゃんはどこ行ったんだべぇ。俺はここの回し者ではないんだけど、旨いんだわぁ。」。ほんと、どこ行ったんだべぇ~お姉ちゃん。

んで、買い物帰りに覗いたら、すでにおじ様は居なくて、しかも店を仕切っていたのは、うら若き男性。ありゃぁ、ちょっこし情報が違ってるなぁ~と思いつつ、甘いモンに目のないツレのために「おやき」を購入@110円。形が北海道。これ、面白い♪


12/07/04 ノシャップ岬
ノシャップ岬は、アイヌ語でノッ・シャム(岬が顎のように突き出た所or波の砕ける場所)という意味。

東に宗谷岬、北にサハリン、西に礼文島、南西に利尻島を望むことができる。ここから見える夕陽の美しさは、定評があるそうな。しかし・・・日没時間を見計らって行ってはみたものの、どんなに目を凝らしても島影も夕陽もガスってなんも見えないwww

そばには、天体観測や南極観測の資料展示をしている青少年科学館や幻の魚・イトウはじめ北方系の魚が大回遊水槽で群れをなすノシャップ寒流水族館などがあり、観光スポットに事欠くことがない。そのせいか、岬の駐車場にはキャンピングカーやら車中泊の車が何台も停車していた。すぐ近くに清潔なトイレがあり、しかも運が良ければ居ながらにして人気の夕陽が拝めるかもしれない抜群の立地。これは、もしかして隠れた車中泊の穴場!?


12/07/04 稚内公園

氷雪の門


九人の乙女の像
ピンクの花はアルメリア(浜簪)

開基100年記念塔



稚内公園から望む稚内港全景
稚内市西側の高台にある公園。シンボルは北端にある「氷雪の門」。かつて、日本領だった樺太で亡くなった人々の慰霊碑である。

「氷雪の門」は、両側に高さ8mの望郷の門、その中央に2.4mの女性像がある。その顔は敗戦の苦しみを表現し、開いた掌は全てを失った悲しみを、そしてそこからの新しい出発を表していると言う。像の足の先から頭の先まで、強い意志がほとばしる。

かたや「九人の乙女の像」は、1945年 樺太真岡へのソ連軍侵攻の折り、真岡郵便電信局で連絡業務に携わっていた電話交換手が青酸カリを用い12人中9人が自決した、その慰霊碑である。「みなさん、これが最後です。さようなら、さようなら。」最後の言葉とされる碑文が、痛々しい。終戦のわずか五日後のことであった。

稚内森林公園キャンプ場
稚内の町中からほど近い丘陵地帯に位置する、稚内公園。その一角に設けられているのが、稚内森林公園キャンンプ場。使用料は無料。

森林公園という名の通り、キャンプ場は木々が生い茂り、市街地から近いという事を忘れてしまいそうな静けさ。バーベキュー炉や椅子とテーブルセットなども設置され、なかなかに使い勝手がよい。

さてと、まずは今回の旅のきっかけともなったテントを張ってみる。いやぁ、今のテントは軽量で、しかも張るのも楽~♪寝袋に潜り込んだ途端に、意識不明の爆睡状態に!朝方の「ほ~、ほけきょ」と鶯の声に起こされるまで、快適な眠りに落ちていた。なんの問題もなし。かいてき、快適♪
閑話
長崎からのキャンパー
旅の途中は、何故か人恋しい思いが心の片隅に芽生え、出会ったばかりの人々でもいつの間にか旧知の間柄の様な気分になる。それが又、テントや車中泊で過ごすワイルド・トラベルの醍醐味の一つ。

このキャンプ場で出会ったのは、長崎から来ている家族づれ。北海道上陸後、すでに1か月が過ぎ、さらにこの先2か月程を北海道で過ごす予定なのだと。先週は、他のキャンプ場で知り合ったキャンパーに「場所取りしておくから、祭の日に戻っておいで!」と勧められ「枝幸の蟹祭り」へ行ってきたそうな。楽しかったぁ~♪と満ち足りた表情を浮かべた。長崎の家を出発した時には、みんなに「1か月で飽きて帰ってくるわ。」と言われたけれど、まだ全然帰りたくない!とのこと。話を聞いているだけで、彼女の楽しさが伝染してきた。






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