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2012年 四国


12/05/8~12/05/15  札幌→関西空港→徳島→高知→宇和島→道後温泉→高松(大人2名)
日程  7泊8日





経費 内訳 金額
交通費 航空券(新千歳→関西空港) @4,780×2(往復)×2名+@210(手数料)×4=19,120円
フェリー(和歌山→徳島) @2,000円×2名=4,000円
なると遊覧船 @1,500円×2名=3,000円
高知MY遊バス @1,000円×2名=2,000円
四万十川の屋形船 @2,000円×2名=4,000円
レンタカー(12時間)&保険&ナビ&ガソリン代 @6,926円
電車(JRほか)とバス @33,300円
新千歳パーキング @2,600円
宿泊費 東横イン徳島駅前   ツイン(1室2名)@7,581×2泊=15,162円
スーパーホテル高知 スーパールーム 2名1室@7,980×1室=7,980円
スーパーホテル高知 スーパールーム 2名1室@5,880×1室=5,880円
ホテルクレメント宇和島 @5,500円×2名=11,000円
にぎたつ会館 @5,020円×2名=10,040円
ドーミーイン高松 @7,700×1=7,700円
拝観料&入場料  宇和島城 ほか 3,400円
食事代 外食&食糧 19,060円
雑費 傘 ほか 14,892円
総計 総計 〆て        170,060円




月日 スケジュール 宿泊地 宿泊場所
1日目 新千歳空港→関西空港→和歌山港→徳島 徳島 東横イン徳島
2日目 ひょうたん島遊覧→鳴門のうずしお 徳島 東横イン徳島
3日目 高知・桂浜→市内観光→ひろめ市場 高知 スーパーホテル高知
4日目 四万十川→ひろめ市場 高知 スーパーホテル高知
5日目 宇和島城 愛媛 ホテルクレメント宇和島
6日目 道後温泉 愛媛 にぎたつ会館
7日目 金毘羅宮 香川 ドーミーイン・高松
8日目 帰宅 札幌 自宅













月日 訪問地
1日目 格安航空「ピーチ」で新千歳空港→関西空港 大阪府泉佐野市
和歌山城 和歌山県和歌山市
  和歌山城西之丸庭園 和歌山県和歌山市
南海フェリー 和歌山県和歌山市
  和歌山フェリーターミナル 和歌山県和歌山市
  南海フェリー・つるぎ 和歌山市→徳島市
  徳島フェリーターミナル 徳島県徳島市
2日目 寺町 徳島県徳島市
  眉山 徳島県徳島市
  徳島眉山天神社 徳島県徳島市
  錦竜水 徳島県徳島市
  春日神社 徳島県徳島市
  阿波おどり会館 徳島県徳島市
新町川 徳島県徳島市
  ひょうたん島周遊船 徳島県徳島市
   橋の下美術館 徳島県徳島市
鳴門の渦潮 徳島県鳴門市
3日目 JR高知駅 高知県高知市
桂浜 高知県高知市
市内散歩 高知県高知市
  はりまや橋 高知県高知市
  デンテツターミナルビルのからくり時計 高知県高知市
  商店街 高知県高知市
   はりまや橋商店街 高知県高知市
   魚の棚商店街 高知県高知市
   大橋通り商店街 高知県高知市
4日目 四万十川 高知県四万十市
四ケ村溝の水車 高知県四万十市
5日目 窪川駅 高知県四万十市
道の駅・きさいや広場 愛媛県宇和島市
宇和島城 愛媛県宇和島市
木屋旅館 愛媛県宇和島市
6日目 市坪駅 愛媛県松山市
城山公園 愛媛県松山市
  松山城 愛媛県松山市
坊ちゃん列車 愛媛県松山市
道後温泉駅前 愛媛県松山市
道後温泉本館 愛媛県松山市
坊ちゃん広場 愛媛県松山市
7日目 アンパンマン列車 松山市→多度津
こんぴら郷 香川県仲多度群琴平町
  JR琴平駅 香川県仲多度群琴平町
  琴電・琴平駅 香川県仲多度群琴平町
  高灯籠 香川県仲多度群琴平町
  金丸座(旧金比羅大芝居) 香川県仲多度群琴平町
金毘羅宮 香川県仲多度群琴平町
  狛犬 香川県仲多度群琴平町
  大門 香川県仲多度群琴平町
  五人百姓 香川県仲多度群琴平町
  こんぴら狗 香川県仲多度群琴平町
  書院 香川県仲多度群琴平町
○○   旭社 香川県仲多度群琴平町
  御本宮 香川県仲多度群琴平町
  白峰神社 香川県仲多度群琴平町
  奥社 香川県仲多度群琴平町
  奥社の天狗面 香川県仲多度群琴平町
TAKAMATSU SYMBOL TOWER 香川県高松市
高松中央商店街 香川県高松市
  丸亀町商店街 香川県高松市
  兵庫町商店街 香川県高松市
8日目 高松城(玉藻城) 香川県高松市
リムジンバス・高松駅→関西空港





食べたところ 料理
麺屋ひしお(和歌山) 紀州湯浅吟醸醤油ラーメン&しらす丼セット
ひらヰ 徳島餃子&フィッシュカツ&ご飯
ひろめ市場 カツオたたき定食ほか
にきたつ庵 桶膳(昼膳)
かな泉紺屋町店 讃岐うどん&天ぷら
讃岐うどん めりけんや 讃岐うどん
連絡船うどん 讃岐うどん
某うどん店 讃岐うどん
購入食品 購入場所
金ちゃんヌードル 徳島駅近くのコンビニ
竹ちくわ 徳島駅近くのデパ地下
鯖棒ずし 同上
ぼうぜ寿司 同上
帽子パン 高知駅のパン屋&ひろめ市場ちかくのパン屋
坊ちゃん団子&日本酒・金陵 道後温泉のコンビニ







宿泊場所
東横イン徳島駅前
スーパーホテル高知
ホテルクレメント宇和島
にぎたつ会館
ドーミーイン・高松







閑話
丁と町
海草振興局
こんなの見っけたぁ~
中国人の敬老精神
「たっすいがは、いかん!」
しほちゃん
ICカード「ですか」

















  


1日目  出発 編      今日の歩数=18,095歩   曇り

夢の格安航空会社「ピーチ」が、ついに運航開始。それぇっ!という勢いで「ピーチ」のサイトを開いた。まさか、そんな格安チケットを私メがとれるはずもないが・・・。と思いつつも、まずは挑戦。と、あらあら予約が出来ちゃったよぉ~。意外な展開にびっくら。

かくかくしかじか、んで、どこへ行こうかなぁ?しばし迷った末に、未だ未踏の地「四国」をめざすことに決定!

12/05/08 格安航空「ピーチ」
新千歳空港→関西空港 @4780円。

既存航空会社の搭乗と、どこが違うのかな?興味津津。機体は、こんなに可愛い。しかも、色が珍しいので、一目でそれと判る。

出発便の案内

ピーチの航空券
まずは、発券機でチケットをゲット。ありゃぁ、これが飛行機の搭乗券?スーパーのレシートと変わらないペラペラの紙。こんな安っぽい紙でも、なんら問題はないのだなぁ。既存航空会社のチケットは、随分と贅沢だったのだと、改めて痛感。

金髪スッチー

機内
座席は通路をはさんで両側に3席づつの、横に計6席。座席自体が小さいとは感じないが、前が狭めなので足の長い男性はちょっと窮屈かも?ちなみに、身長178センチのツレは「問題ない。」とのこと。

機内にはテレビやオーディオがない。よって、救命胴衣のつけ方も他社だとテレビに映しながらスッチーが実演すると言うのが定番だけれど、ピーチは実演のみ。しかし、この方が乗客の意識が集中できて効果的な気がする。

そして、驚いたのが、スッチーの髪の色。「ピーチ」は、乗員の金髪OKなのね。








「ピーチ」は、軽食や飲み物の無料サービスをせず、一切の無駄を省き低料金で運航する!これが、ポリシー。

運航日初日、機内での有料飲食物が飛ぶように売れて、売り切れてしまったそうな。それは、どんな物でお値段のほどは?お弁当=@700円。インスタントコーヒー@200円。有料機内食にしては、お値段が控え目かも。

機内飲食サービスがない分、わさわさと追われる感じがなくて逆にゆったりと過ごせたのは意外な発見。
かくして、なんの不自由もなく無事に関空着。

基本的に、新千歳空港ではボーディングブリッジで、関西空港ではバスで空港ビルへ移動する。手荷物に関しても、ピーチは預けると有料なので、ほとんどの人が機内持ち込み。有料手荷物の引き渡しは、新千歳空港はターンテーブルだが、関西空港は乗客とは別のバスで空港入口のバス停へ運び、歩道にビニールシートを敷いた上に手荷物を降ろしていた。人とほぼ同時に荷物が着き、受け取りができる。考えようによっては、便利。設備なんてなくても、知恵で充分補うことができるのだと、つくづく思う。

ピーチ初体験。意外な程に快適で、無事に目的地へ到着。この値段の安さは、大きな魅力だ。徹底したコストダウンには、乗客として大いに協力したいと思う。しかし、安全面でのコストダウンにだけは、手を染めてもらっては困る。ただ、それを願う。





本日の予定
関西空港→(電車)→和歌山市駅→(バス)→和歌山港→(フェリー)→四国上陸。一歩目は徳島。



~和歌山篇~
12/05/08 麺屋ひしお

紀州湯浅吟醸醤油ラーメン@600円

しらす丼@380円
和歌山市駅に到着。駅前から出ているバスで、和歌山港を目指す!はずだった。時刻表によれば、5分も待たずにバスがやってくるらしい。これは、幸先がよい。とその時、同じ時刻表を見つめながら熱心にメモしていた女性が、つと顔をあげた。どうやら地元の人らしいと見て、いつもの様に聞いてみた。「あのぉ、ここの美味しいものって何ですか?」。彼女は少し考えて言った。「美味しいものって特にはないけれど、しいて言えばラーメンかな。」

時は昼時。私たち夫婦の胃袋が、ラーメンという単語にぎゅっと鷲掴みされた。んんんんん、バスを1便遅らせて、まずはラーメンだぃ!

ラーメン地図を駅で入手。さて、どの店に行こうかな。と言っても、初めての土地で私たちは地理不案内。ぶらり街歩きをして出くわした店に入ることにした。で、ご縁があったのがここ!「麺屋ひしお」。日本の醤油発祥の地・和歌山県湯浅の湯浅醤油をスープのベースにしているそうな。

紀州湯浅吟醸醤油ラーメン+しらす丼のセットだと@880円。店員さんがラーメンをテーブルに運んできて、霧吹き容器みたいなのに入れた自慢の醤油をラーメン上にひと回しかけて去った。醤油の香りが、なんとも言えず食欲をそそる。ラーメンのスープは、濃い目のこってり色。しかし、食べてみると意外にもあっさりした感じ。麺は細めのちぢれ麺。うわぁ、なんて旨いんだろう~♪毎日でも食べに来たいくらい!!!


閑話
丁と町
和歌山市の中心部を徘徊すると、「○○丁」という地番表記が目についた。

「丁」は「ちょう」と読み、かつての武家町。一方、「○○町(まち)」は町人が住んでいた町人町。市街地では、両方が混在していたりもする。

あらら、どこかで聞いた様な~。そういえば、数年前に訪れた伊達家のお膝元「城下町・仙台」でも、「丁」と「町」が共存していたっけ。

以前、ここ和歌山は紀州徳川藩がおさめる城下町だった。その名残を、ここに見つけた。


和歌山城


大天守


天守曲輪

天守閣にはムカデ?


西條八十「まりと殿様」の歌碑
和歌山城は、徳川御三家のひとつ・紀州徳川家の居城。姫路城・松山城と並ぶ、日本三大連立式平山城。
そもそもは、豊臣秀吉の弟・秀長が紀州征伐の副将として参陣し、平定後に秀吉の命により、ここに築城したのが始まり。当時、若山と呼ばれていた地名をこのとき和歌山と改めたとされている。「この城、見たことあるなぁ。」と呟いた方は、かなりの時代劇通。実は、和歌山城は「水戸黄門」や「暴れん坊将軍」など時代劇の撮影に使われることが多いのだと。

初代・頼宣と14代・茂承以外の藩主は、二の丸御殿に住んでいたそうな。この二の丸御殿、江戸城本丸御殿を真似て作られたため、表・中奥・大奥に分かれていた。時代劇で馴染みの大奥。私は、どの城にも必ずあるのだと思い込んでいたが、なんと、大奥があるのは江戸城・和歌山城・名古屋城のみなのだと。知らなかった。

天守閣を見上げると「・・・ムカデ???」。いや、そんなはずはない。天守閣には鯱がお決まり。しかし、どう見てもムカデにしか見えない。なんじゃぁ、あれは?城の周りをぐるりと回って角度を変えてみて、やっと真相が判明した。なんと、私が見たのは鯱の裏側というか腹側。つまり、鯱が逆立ちをした図。と言った感じ。とほほ。

「まりと殿様」

てんてんてんまり てんてまり てんてんてまりの 手がそれて
どこからどこまでとんでった
かきねをこえて 屋根こえて おもてのとおりに とんでった とんでった


おもての行列 なんじゃいな 紀州の殿様 お国入り
きんもんさきばこ 共ぞろい 
おかごのそばには ひげやっこ やりをふりふり やっこらさの やっこらさ


てんてん手まりは てんころり はずんでおかごの 屋根の上
もしもし紀州の お殿さま 
あなたのお国の みかん山 わたしに見させて くださいな くださいな


おかごはゆきます 東海道 東海道は 松並木
とまりとまりで 日がくれて
 一年たっても もどりゃせぬ 三年たっても もどりゃせぬ もどりゃせぬ


てんてんてまりは 殿様に だかれてはるばる 旅をして
 紀州はよい国 日の光 
山のみかんになったげな 赤いミカンになったげな なったげな 

(西條八十・作詞、中山晋平・作曲)

ご存じ、童謡「まりと殿様」。実はこの歌、歌詞にもあるが紀州の殿様を謡ったもの。天守前広場には、この歌詞の5番の歌碑が設置されている。私がいる間には鳴ってくれなくて残念ながら聞くことが出来なかったが、城内のチャイムにも使われているそうだ。
和歌山城西之丸庭園

入口

紅松庵

鳶魚閣

御橋廊下と内堀
和歌山城西之丸公園は、南海本線・和歌山市駅から徒歩10分の所に位置する和歌山城内にある日本庭園である。別名・紅葉渓庭園(もみじだにていえん)。国の名勝に指定されている。入園無料。

江戸初期に紀州藩初代藩主・徳川頼宣が、和歌山城の西之丸に隠居所と共に池泉回遊式庭園を築いたのが始めと言われている。北部を流れる「紀ノ川」を天然の堀とし、標高48.9mの虎伏山(とらふすやま)に建造された和歌山城。庭園は、その地形をいかして鳶魚閣や二段の滝が設けられているのが特徴。

●紅松庵(こうしょうあん) 1970年、発掘調査の結果、数寄屋造りの茶室の遺構が確認された。1973年、和歌山出身の名誉市民・松下幸之助が復元建築して、寄贈。
●御橋廊下 二の丸と西の丸を結ぶ、斜めに架けられた廊下橋。2006年に復元。

御橋廊下、さぞやいい眺めだろうなぁ。殿様になりた~~いw


閑話
海草振興局
街歩きで、不思議発見!これは・・・海草の専門部署?ググってみた。

海草振興局は、●地域振興部●健康福祉部●建設部の三部より成り、仕事の内容は、地域のまちづくりや社会福祉、道路や河川事業などなど。要するに、都道府県の出先機関。支庁の様な存在らしい。

にしても、なんで海草なのだろう?そのネーミングがユニークで、命名の理由が気にかかる。


南海フェリー
和歌山フェリーターミナル

南海電車がフェリーターミナル乗り入れ

和歌山フェリーターミナル

乗船券購入カウンター

売店
和歌山市駅から和歌山港へは、南海電車かバス。
私たちは、南海電車をいったん降りて和歌山市駅へ降りたので、今回はバスで港を目指すことにした。
南海フェリー・つるぎ

つるぎ


南海フェリーのマスコットキャラクター
高野きらら&阿波野まい

甲板

一般客室

売店
和歌山港から徳島港を結ぶ南海四国ラインは、今では、日本でも珍しくなってしまった鉄道連絡船。乗船時間は2時間、料金は@2000円。余談ながら、関空から徳島港まで@2000円というお得プランがあるということを、南海電鉄の車中の吊り広告で知った。普通は、関空から和歌山港@890円、和歌山港から徳島港@2000円で計2890円かかるので、890円多く払ったことになる。ネットではこういう情報はあがってないもの。教訓:駅についたら、じっくりお得情報をリサーチするべし。

さて、気を取り直して乗船。甲板から船室への入口に、大きな萌えキャラが私たちをお出迎え。そうそう、これは南海フェリーが乗船客を増やすための一手。マスコットキャラクター・「高野きらら」が和歌山育ちで、「阿波野まい」は和歌山生まれの徳島育ち。いづれも高校1年生という設定とか。さて、このお二人の集客力はいかに。

乗船するとすぐに、売店前に人が並び始めた。何だろう~?お弁当を買う人か?列の後ろから伸びあがって、ことの真相を窺う。どうやら、特別席を購入しようという人たちらしい。特別席というのは、船首部分に設けられた椅子席のこと。@500円。

この日はあまり混んでいなくて、ゆったりと横になったり、甲板から海上の景色を楽しんだりして過ごす、快適な船旅。2時間は短い。もっと乗っていたい。
徳島フェリーターミナル

徳島フェリーターミナル

売店
ついに、感動の四国上陸。なんだか、信じられない気分。

ここは、遍路の1番目・霊山寺から24kmの所にあるそうな。あぁ~、やっぱり四国なんだぁ!!!♪



~徳島篇~

JR徳島駅


12/05/08 ひらヰ

徳島餃子(ゆず胡椒)@380円(写真は二人前)
&ご飯@160円

フィッシュかつ@390円
さてと、徳島での晩御飯。駅前で見渡せば、「餃子の王将」があったけど、「郷に入ったのだから郷に従うかぁ。となれば、やっぱり徳島餃子だなぁ~。」という次第で、王将の向えにあった「ひらヰ」という店の暖簾をくぐった。

正直、一抹の不安はあった。ここは、酒と飯の店。とはいえ、ツレは全くの下戸。でも、飯と銘打ってるのだから、まぁ大丈夫だろう。ところが、店内はもうほろ酔いのサラリーマンばかり。下戸のツレを前に、私ひとり飲むのもつまらないし・・・。食事目的の私たちは、場違いな気がしないでもないが、取りあえず、徳島餃子とご飯と徳島名物フィッシュカツをオーダーしてみた。

餃子は一人前・6個。しかし、ちっさいぃ~・・・。それで、ハタと合点がいった。ここは、飲み処。酒の肴には一口サイズの方が食べやすくて喜ばれるのだろう。ここで、ひとつ発見!ゆず胡椒だれ。北海道では、ゆずはあまり馴染みがないのだが・・・これは旨い♪以来、すっかり「ゆず」ファンになってしまった私。

さて、徳島名物・フィッシュかつ。
フィッシュかつは、魚のすり身をカレー粉など香辛料で味を整え、パン粉をまぶして揚げたもの。おもに徳島県東部で食べられているローカルフードで、魚肉練り製品の一種。地元では、スーパーやコンビニなどでも販売されている。ちなみに、徳島県では「カツ」と言えば「フィッシュかつ」のことで、「豚かつ」は「トンカツ」と言うことが多いそうな。醤油やソースやマヨネーズを付けて食べるのが、一般的らしい。皿にのってきたマヨネーズをつけて、揚げたてのあっつあつを頬張ってみる。中身の魚肉すり身がふんわりと口いっぱいに広がって、旨い!「これが、徳島の味か~♪」感激!!!


12/05/08 東横イン徳島駅前
JR徳島駅から徒歩4分。周辺に飲食店も多く、大変に便利。ツイン(1室2名)@7,581×2泊=15,162円。ここ徳島駅前店は、手入れの行き届いた花壇の花たちが印象的で、建物自体も清潔感が感じられる。

ロビーに設置されているコーヒーメーカーは、ボタンを押すと挽きたてのコーヒーがいつでも飲める。無論、無料で。コーヒー好きのツレにとって、このサービスは断然ポイントが高い。

無料と言えば、東横インの常で朝食が無料。炊き込みごはんとお握りとパンとみそ汁と、他におかず6品。その中に、昨夜はじめて食べた徳島B級グルメの「フィッシュかつ」と「竹ちくわ」があった。客に「徳島を味わってもらおう。」というホテル側の心遣いが嬉しい♪


金ちゃんヌードル 竹ちくわ 鯖棒ずし ぼうぜ寿司

徳島のご当地カップめん@170円

名物・竹ちくわ@105円

肉厚な鯖でボリューム満点@1100円

「ぼうぜ」初体験@682円





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2日目  ひょうたん島遊覧 & 鳴門の渦潮 編      今日の歩数=14,657歩   雨と雷のち曇り


12/05/09 寺町
徳島市の東部・眉山山麓に位置するあたり。町内には、様々な宗派の寺院が集中していて、まるで金沢の寺院群にそっくり。

何故にひとところにお寺が密集しているのか。それは、戦時下の兵力の集結場として寺を利用するため。防衛上重要な機能を担っていたということ。畢竟、このあたりの寺は、藩主・蜂須賀家との密接な関係をもつものが多い。
眉山

新町橋&眉山
まずは、眉山。徳島市のシンボルと言えば、川なら吉野川、山なら眉山。

眉山は、標高290mの山。どの方角から眺めても眉の形に似ているために、その名がつけられたと言われている。古くは万葉集の中に、眉山の名がみとめられるそうな。しかし、最近では、さだまさし原作・松嶋菜々子主演の映画「眉山」のモデルになった山、と言った方が通りがよい。

この眉山、市内の多くの学校の校歌の歌詞に、登場するそうな。かほどに、市民にとって身近な山ということだろう。

緩やかなカーブを描いて横たわる眉山は、名前の通りにどこかおっとりとした空気を醸し出す。この日は生憎の曇り空。今にも泣き出しそうな空を背景に、そんなことはわれ関せず。とばかりに、悠然とそこにあった。
徳島眉山天神社

天神社と眉山

知恵の牛

恋むすび・姫宮神社
眉山山麓に位置する神社。
主祭神は菅原道真。学問の神様・道真公にちなんで「知恵の牛」があった。牛の頭は散々に撫でまわされ、テカテカ。で、私は鼻を撫でてきた。道真氏の専門外なのは百も承知だけれど、私の花粉症、飛んでけぇ~~~w

境内の一角に、大岩をご神体とした姫宮神社がある。なんでも、念願成就、縁結び、夫婦円満の効があるそうな。鳥居は鮮やかな赤に塗られ、「恋むすび」と書かれたハート型のピンクの額がかけられていた。もちろん、賽銭箱にもハート型が書かれ、参道には彩りよい御影石のハート型の敷石と・・・まだある。絵馬が、ハート5枚を梅の花びらよろしく並べて描かれていた。見事に、ハートづくし。最近は、若者たちの隠れパワースポットになりつつあるのだとか。
錦竜水(きんりゅうすい)
徳島市の眉山麓にある湧水で、眉山湧水群のひとつ。とくしま市民遺産選定。高い硬度と豊かなミネラル分を含み、カルシウムイオンとマグネシウムイオンなどが多いため、コクとまろやかさが特徴。

江戸時代の徳島城下では、この湧水を購入して飲み水としていたそうな。当時、徳島藩では水番所を置いて湧水の保護をしていたとのこと。1976年(昭和51年)頃、いったん水脈が途絶えたが、「名水阿波錦竜水保存会」により復旧工事がなされ、1987年(昭和62年)に蘇った。今でも焼酎の空きボトルを幾つも持って、ここへ水を汲みにくる人々が多いそうだ。また、阿波市の太閤酒造場では、この錦竜水を利用して酒を製造している。

「どんな味なの?どれどれ、一口飲んでみるかな。」と見れば「一般飲料水水質検査結果書」。なるほど、飲料水としてのお墨付きと言う訳ね。手をのばして水を掌に受けようとすると、目の前に貼り紙が!「水は煮沸して飲んでください。」って、水質検査書まで掲示して飲料水としての太鼓判を押しているのに、それでも生水は駄目なの?・・・。こんなご時世だから、致し方ないのだろうが。

「その土地のものを、その場で味わう。」旅の楽しみのひとつが削がれて、がっくり。とよそ見している間に、胃腸に自信を持つツレが、ちゃっかりと呑んでいた。「うん、まろやか~~~。」
春日神社
天神社から山裾の寺院群を歩くと数分。春日神社が見えてきた。

1586年、藩主・蜂須賀家政が、徳島城築城とともに名東郡田宮村(or名西郡入田村)より奉還したと言われている。市中五社のひとつ。春になると、空が見えないほどの満開の桜が見られるそうな。
滝の焼餅
さて、ここでひとつ大事なものを見忘れてきたことに、いや食べ忘れてしまったことに、後になってから気づいたw実は、この境内には、錦竜水を使用して作られた徳島銘菓・滝の焼餅が食べられる店があるのだとか。

滝の焼餅は、もち米の粉を練り、餡を入れて焼いたもの。とくしま市民遺産。と言う次第により写真がない。んんんん、残念!!!!
阿波おどり会館

物産観光交流プラザ
徳島の物産やら阿波おどり関連商品がいっぱい
「ぎゃぁ~、雨だぁ!」。朝から怪しげな雲行きだったのが、ここへきて一気に降り出した。しかも、お腹にズシンと響くような轟音の雷まで鳴りはじめたし・・・。

今日は、午後から鳴門の渦潮を見に行く予定www恨めしい思いで空を見上げる。落雷が怖いので、取りあえずは近くの「阿波おどり会館」で雨宿り。

阿波おどり会館は、阿波おどり関連の展示や実演を行う施設として、1999年(平成11年)に開館した。外観は阿波おどりの高張り提灯を模して逆台形。それで納得。なんだか、頭でっかちで頭が重そうな建物に見えたもの。

1階には、物産観光交流プラザ、2階は阿波おどりホールとギャラリー、3階は阿波おどりミュージアム、4階は貸ホール、5階が眉山ロープウェイ山麓駅と喫茶軽食の店。ロープウェイの搭乗は、ここから。

午後2時から、2階で阿波おどりの実演があるそうな。@500円。ちょうど、渦潮観光の時間。このまま雨が降り続いたなら、こちらに予定変更しようかな。でも・・・・・・・雨よ、あがっておくれぇ、お願い!!!


閑話
こんなの見っけたぁ~

「阿波おどり会館」前のあずまや・・・屋根は阿波おどりの笠をモチーフに♪


12/05/09 新町川
徳島市は、吉野川水系の新町川に抱き込まれる様に形成されている中州。その形が瓢箪に似ているところから、別名をひょうたん島と言う。江戸時代には、徳島の経済を支えた「阿波藍」を乗せた船が行き交い、大層賑わったそうな。この新町川沿いには、繁華街や観光スポットが多い。8月の阿波踊り会場も、このあたり。

ボードウォーク(木の散歩道)

新町川公園


新町川水際公園

満ち潮水族館

新町川に架る新町橋の下にある遊歩道に設置されているのが、満ち潮水族館。新町川は海辺に近い川なので、潮の満ち引きがある。満潮時には遊歩道の高さまで水面が上昇し、新町川に生息する魚を観察できる。その数は約30種類。まるい所からガラス越しに川を覗くと、私も魚になった気分がする。おもしろい~~~~♪

ひょうたん島周遊船

のりば

周遊船(この二人が便ごとに交互に船長)

船長
両国橋北詰から、NPO法人「新町川を守る会」が運営する「ひょうたん島」を一周する無料の周遊船が出る。一周約30分。無料の遊覧船は、おそらく日本で唯一だろうとのこと。ただし、保険代@200円が必要。

たまたま街歩きをしていて遭遇した幸運。これは嬉しい!と今朝の第一便・午前11:00発の便に乗船した。思いがけない水上の冒険に、胸がわくわく。

幾つもの橋の下をくぐる

徳島中央公園

正面の山は眉山
さて、出港。早い便なだけに、乗客は私とツレの二名のみという貸切状態。なんと贅沢な!船上から次々に変わりゆく風景を追いかける。これぞ、ひょうたん島プチ船旅の醍醐味。

船上から見る徳島中央公園。このあたりは徳島城跡、徳島中央公園など緑がいっぱい。市民の憩いの場なのだとか。ちょうど、川っぷちを歩いていた外国人グループが私たちの船を見つけて歓声をあげた。どちらからともなく、手を振りあう。これもまた、遊覧船の楽しみ。
橋の下美術館
多くの橋や鉄橋をくぐる。その数、22本。中には潮の干満の影響で水位がぐっと上がり、橋の下すれすれを潜ることもある。得難いスリルと迫力に、胸が高鳴る。

「7つの橋の裏に巨大絵画を設置して、船に乗りながら鑑賞する世界初の美術館」水の都・徳島ならではのこの企画は、徳島青年会議所50周年記念事業としてメンバーが青春を賭けたプロジェクトだという。当初は、期間限定だったのが、あまりの好評を得たので延期して展示しているのだと。水位があがった橋の裏を船がもぐると、この巨大画が眼前に迫ってくる。なんという迫力。凄い!!!こんなの、初めて見た!ツレが唸る。「これ、貼るの大変だったろうなぁ。」

満ち潮水族館といい、遊覧船といい、この橋の下美術館といい、水の都という特徴を前面に打ち出した町づくりが、独創的で眩しいほどに素敵だ。


12/05/09 鳴門の渦潮

渦潮と大鳴門橋

うずしお汽船の高速観潮船・うずしお@1500円。所要時間20分

操縦室
雨もほぼあがり、なんとか渦潮が見られそう~~~。

まずは、徳島駅から路線バスで鳴門観光港をめざす。@690円。所要時間:70分。
途中、大塚国際美術館に停車。ここは、モザイク壁画で世界的にも有名な美術館なので、是非訪れてみたい所だが・・・入館したら、たっぷり一日はかかりそう。今日は渦潮、うずしお。バスを降りたい気持ちをぐっと堪える。

で、どこで降りればいいのかな?どっちみち乗客のほとんどが渦潮見物だろうから、皆と一緒に降りればいいや。と呑気に構えていたら、鳴門観光港というバス停についた。が、数人がぱらっと降りた程度。名前からして、ここだと思うのだけれど・・・。ためらううちに、バスは発車。と、バスは方向を変えて今来た道を戻り始めた。や、や、や。なんということ?今の所で降りるんだったんじゃぁ???慌てて、運転手さんに聞いたら、不安的中。どうしようぅぅぅ。しかし、ここで救いの糸が一筋降りてきた。さっきの所は大型観潮船乗り場で、この先の亀浦口からは小型観潮船が出ているのだと。「小型船の方が渦潮を近くで見れて迫力あるよ。」と運転手さん。じゃぁ、私たちは降り損なって運がよかったということか?不幸中の幸い!?

大渦潮の見頃は1日に干潮時と満潮時の2度。潮見表で確認すると、今日は14時が干潮。この前後2時間くらいが渦潮の見頃ということになる。

観潮船が走り出して3分ほどで、怒涛の様な渦潮の文字通り渦中へ!!!目の前、飛沫がかかりそうな距離で渦潮をみた!北側(瀬戸内海)と南側(太平洋)の波が、この大鳴門橋の下で出会い、激しくぶつかって渦を発生させているのだと。乗客たちは、興奮の面持ちで歓声をあげては夢中でカメラのシャッターを切る。あぁ、なんという迫力!なんという感動!しかし・・・肉眼ではこんなにはっきりと捉えられるのに、普通のカメラでは渦がうまく映らないのだと。んんん、残念!せめて、私の網膜にはしっかりと焼き付けておこう。


閑話
中国人の敬老精神
渦潮からの帰り、路線バス車中でのこと。途中のバス停から老夫婦1組と小学生位の女の子連れの若夫婦1組が乗り込んできた。彼らはなんとか座ることができたが、車内はほぼ満席。そのうちに、とあるバス停から乗り込んできた初老の婦人が乗車口に立つと、すぐに先ほどの若夫婦の男性がすっと席を立ち、件の婦人の腕に軽く手をまわして自分の席へと誘った。すると、隣に座っていた彼の妻が、笑みを浮かべ手を広げて夫が今まで座っていた席へと婦人を招き入れた。それをやはり同じように笑顔で見つめる同行の老夫婦と女の子。

漏れ聞こえてくる話によれば、彼らは両親を伴って日本へ観光にきた中国人家族。席を譲った男性は、堪能とまでは言わないが日本語での会話ができる。「今、日本は良い季節なので、娘の学校を休ませて連れて来た。」そうな。両親を伴って、ひょいと日本まで観光に来られるほど急成長した中国の経済力。報道でしか知らなかったそれを、見た。

そして、何より目を見張らせられたのは、その敬老精神。中国では、儒教に基づく敬老思想と長寿を尊ぶ思想がある。こんなにもさりげなく席を譲り、同行の家族もまたそれを喜んで受け入れる積極的な態度。こんな形での敬老は、大抵の日本人には出来ないだろう。もちろん、私も・・・。日本では、老人専用席・シルバーシートですらも老人そっちのけで若者がどっかりと座をしめるのを時々みかける。どこぞの知事が中国人を三国人と毛嫌いするけれど、領土問題など政治的問題は山積しているにせよ、それとこれとは別の話。良いところがあれば、それを認める目は捨ててはならないと縷々思う。

機会があったなら、私も勇気を出して席を譲ってみようかなぁ。その際は、くれぐれも断らないで下さいな。日本人のほとんどは、譲る方も譲られる方もお互い若葉マークの初心者同士。「私は譲られる年ではないわよ。」と逆に気分を損ねて断られたら、ぎこちなく席を譲ろうとした私の立場がなくなるもの。そう思うと、途端に勇気が萎えるw





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3日目  高知・桂浜 & 市内散歩  編      今日の歩数=16.824歩   晴れ





徳島バス


乗車券
AM7:45徳島駅発→AM11:00高知着。座席指定。@3500円。





~高知篇~
12/05/10 JR高知駅

JR高知駅


龍馬とお龍のパネル写真が
(駅改札口コンコース)

    
武市半平太 坂本龍馬 中岡慎太郎               龍馬伝幕末志士社中
(南口駅前広場)
高知に到着~。駅に着くと「リョーマの休日」と書かれた旗がたなびき、どっちを向いても龍馬一色、さすが高知!!!あれ、このフレーズ、たしかソフトバンクのCMでお馴染み。元祖はどちら?

駅改札口コンコースにでんと据えられた龍馬とお龍のパネル。その背中にこんな言葉が書かれていた。
お龍さんが語った龍馬

龍馬はソレはソレは妙な男でしてまるで人さんとは一風違って居たのです。
少しでも間違ったことは どこまでも本を糺さねば承知せず、明白にあやまりさえすれば直にゆるして呉れまして、此の後斯く斯くせねばならぬぞと丁寧に教へて呉れました。
◎一戦争済めば山中へ這入って安泰に暮す積り、役人になるのはおれは否ぢゃ。
  退屈な時聞きたいから月琴でも習っておけとお師匠さんを探して呉れました。
◎私の名ですか。矢ッ張り龍馬の龍の字です。
  初めて逢った時分おまえの名のりょふは何う言う字かと伺ひますから斯く斯くと書いて見せると夫れではおれの名と一緒だと笑って居りました。

                                坂本龍馬全集より
龍馬が語ったお龍

右女ハまことにおもしろき女ニて月琴おひき申候。       坂本乙女あて書簡より(龍馬書簡集)

私しらの妻ハ日々申聞候ニハ、龍馬ハ国家の為骨身をくだき申べし、しかれバ此龍馬およくいたわりてくれるが国家の為ニて、けして天下の国家のと云うことハいらぬことと申聞在候。
夫ず日々ぬいものやはりもの致しおり候、そのひまニハじぶんにかけ候えりなどのぬいなど致しおり候。そのひまニハ本よむこといたせと申聞候。
此頃ピストオルハ大分よく発申候。誠ニみよふな女ニて候得ども私しの云うことよく聞込ミ又敵を見て白刃をおそるうことおシラヌモノニて、べつにりきみハせねども又いつかふへいぜいとかわりしことなし。
これハおかしきものにて御度候。                  坂本乙女あて書簡より(龍馬書簡集)
※月琴とは、3~4弦の中国の楽器。ボディーが満月の様に丸い形をしているので、その名がついた。日本でも、明治初期には婦女子に広く普及したそうな。

あらら、龍馬ったらぁ。「お龍は、毎日自分のために縫物などをせっせとやってくれています。そんな暇があったら本でも読めと言っているのですが。」なんて、お龍がいかに甲斐甲斐しく自分の世話を焼いてくれているかと言う事を姉・乙女に書き送る。しかも、そも初めは龍馬自身が師匠まで探してきてお龍に月琴を習わせたのに、乙女には「お龍は、月琴を弾く誠に面白い女だ。」と見栄を張ってオノロケ。そんな人間臭い龍馬に、つい吹きだしてしまった。・・・うふ


帽子パン

帽子パン(駅構内のパン屋さん)

帽子パン(ひろめ市場ちかくのパン屋さん)
駅の中にパン屋を発見したツレは、ダッシュで駆け出した。お目当ては、高知名物・帽子パン。実はこのパン、高知では普通に売られているのだが、高知以外ではまず入手不可能。県外の人間にとっては、まさに幻のパンなのだ。

帽子パンの名の由来は、単に形が帽子に似ているから。昭和30年頃「高知に新しいパンをつくろう」と市内のパン屋さんがメロンパンにヒントを得て考え出したのだとか。つばの部分がカステラ生地で、クラウンの部分がメロンパンよりも甘めなパン。1個でカステラとパンの両方が味わえる、お得?なB級グルメ。高知では県民食とも言われる程、生活に根付いているのだが、なぜか他県には普及しなかった。1個@130円。

甘党のツレが別のパン屋さんでも買い求めて、味の比較をした。「うんん、店によって味が微妙に違うんだなぁ。どっちも美味いけど。」


12/05/10 桂浜

龍王岬

龍馬像

アップは一層男前
さて、次はいよいよ龍馬が待つ桂浜へ・・・GO!

まずは駅のバスターミナルで、JR高知駅~桂浜の区間が一日乗り放題券「MY遊バス」をゲット。所要時間40分。@1000円。「今日、乗りますか?」と受付の女性に聞かれたので頷くと、券裏側・スクラッチ部分の今日の日付を鉛筆の裏側でひっかいた。一歩桂浜へ踏み出した気分。

車窓の景色は、徐々にローカル色を増してゆく。と気がついた。運転手さんが、乗降客がいてもいなくてもバス停に着くたびに一旦降りるのだ。なんだろうなぁ?と伸びあがってみたら、停留所のバス時刻表になにやらひっかけて戻ってきた。よくみると、それは楕円形でピンク色をしたプラスティックの小さな札。そうか、これはバスがもう行っちゃったヨ。という知らせの札なのか。なにせ、1時間に1本くらいしか運行していないのだもの。これなら、バスがもう行ってしまったかと不安に待つ必要がない。エラク原始的な方法だけれど、滅法合理的!と感心しきりの私。にしても、この札、誰が回収しているのだろう・・・?


~~~~、これが、かの有名な桂浜♪
桂浜は、民謡「よさこい節」で歌われている月の名所だが、龍馬像が建つ龍頭岬と龍王岬までの弓状に広がる海岸は、昼間だって素晴らしい。松の緑、紺碧の海、五色の小砂利。それらが、一幅の絵のようだ。160年程も前、龍馬がこの砂浜に立ち、海の彼方の外国へ思いを馳せたのか。その同じ景色を前に、胸がいっぱい。

龍頭岬に建つ坂本龍馬像は、1928年に高知県の青年有志の募金によって建立されたそうな。和服にブーツを履いた龍馬は、いかにも時代を先取りする様な風体。像の横の特設展望台から、龍馬の目線で太平洋をみた。

「なんの、浮世は三文五厘よ。ぶんと。屁のなる。ほど。やってみよ。」(龍馬から乙女への手紙)


12/05/10 市内散歩

はりまやばし
はりまや橋

♪土佐~の高知の、はりまや橋で、坊さんカンザシ買うを見~た♪お馴染み「よさこい節」の歌詞にもなった、純信とお馬の恋物語のはりまや橋。子供の頃、この歌を聴いて思った。「髪もない尼さんが何でカンザシを買うの?」。よもや、恋の話とは思わなんだw

江戸時代、堀川を挟んで商いをしていた「播磨屋」と「櫃屋」が、両店の往来のため私設の橋を架けたのが、はりまや橋の由来。すでに堀川は埋め立てられ、市中心部にこじんまりとした朱塗りの橋があった。札幌の時計台とともに「日本三大がっかり」のひとつにあげられる「はりまや橋」。「よさこい節」であまりにも有名になってしまったために、イメージが独り歩きしてしまっている印象はぬぐえない。

デンテツターミナルビルのからくり時計
デンテツターミナルビルのからくり時計

はりまや橋のすぐそば・デンテツターミナルビルにあるからくり時計。これが、面白い!9時から21時まで1時間ごとに音楽とともにカラクリが現れる。まずは、上に高知城、右は真っ赤なはりまや橋、左は坂本龍馬、そして下は・・・よさこい鳴子踊りの5人衆。カメラを構えた時には、すでに右のはりまや橋が半分格納されかけていたwすべての格納が済むと、時計自体が壁面にひっつき、終了。いやぁ、楽しい~~~♪
商店街

はりまや橋商店街

魚の棚商店街

大橋通り商店街
はりまや橋商店街
よさこい祭りの演舞場の一つ。はりまや橋のすぐ傍に約40店舗が軒を並べる商店街。高知県産木材を使用した木造のアーケードが特徴。

魚の棚商店街
はりまや橋商店街の北に約20店舗が集まった小さな商店街。しかし、その歴史は古い。江戸時代初期、土佐藩3代目・山内忠豊により開設されたのだと。主に魚を商う店が多い。

大橋通り商店街
「土佐の台所」と言われる高知城下の商店街。


閑話
「たっすいがは、いかん!」

「たっすいがは、いかん!
これ、某大手ビールメーカーの広告看板。市内のあちこちに立て掛けられているのだが、「はて、どんな意味だろう?」。

ちょうど立ち寄ったお店の方に聞いてみたら「元々、たっすいがはいかんぜよ!と言う土佐弁で、弱々しい男は、ダメ!と言う意味。」とのこと。一呼吸おいて、言い継いだ。「味が薄いのは、ダメ!」という意味なのだと。

要するに、男もビールも弱々しくてはいけない。味の濃いのが良いということか。いかにも、龍馬の郷の言葉らしい。

ちなみに、このビールはこの広告で、売り上げがグンとアップしたそうな。
しほちゃん

しほちゃん
電車に途中から乗り込んできた小学1年生くらいの女の子。しほちゃん。いえいえ、知り合いではなく初対面。だって、持っていたバッグに記名していたんだもん。

乗車するなり、手に持っていた定期券をランドセル・左ベルトのフックに下げ、次に首の後ろに両手を回し一生懸命手を動かしていた。よく見ると汗で首筋に張り付いた長い髪の毛を後ろで一つにまとめようとしている模様。帽子を被ったままなので、ちょっとぐだぐだ気味の縛り方になったが、何とか完了。暑さで上気した顔に、ほっと安堵の色を浮かべた。

そして、幾つも持っているバッグがずり下がる度に膝に抱えなおしつつ、車内の乗客たちの行動をくるくると観察。やがて、乗降口近くの席が空くとそちらへ移り、車内アナウンスに耳を傾けて、降りるべき停留所で下りて行った。次から次へと頭がフル回転している様子が手に取るように解り、見ていて飽きない。「いやぁ、可愛いなぁぁ~。」とツレが思わず呟いた。
ICカード「ですか」
「え、そうですよ。これ、ICカードですよ。」と思わず答えたくなってしまう。

この言葉が、バスと電車に乗るたび、車内に書かれていた。実はこれ、あらかじめ代金をチャージしておいて、バスや電車の乗降時にカードリーダーにタッチして運賃を支払う、まぁ、今ではどこにでもあるICカードの高知版。ただ、このネーミングに惚れた!!!♪


12/05/10 スーパーホテル高知

スーパーホテル高知

無料の朝食

天然温泉入浴時間表
お馴染みのスーパーホテル、2連泊。1泊目は1室@7980円。2泊目が1室@5880円。ちなみに部屋は同じ。10日は木曜日、11日は金曜日。一般的には金曜日の方が繁忙日だと思うのだが、なぜか金曜日の方が安い。その謎は、まもなく解けた。

ここは、看板通り天然温泉・「龍馬の湯」がある。浴室はひとつ。時間により男女入れ替えとなる。が・・・・・・女性の時間がなんと少ないことか。夜が1時間半。朝が2時間半。朝に至っては、10時チェックアウトで、出発間際にゆっくりお湯につかるのは難しい。なんという男性優遇。と言うことは、宿泊客は男性が多く、朝入浴を要しないか朝に時間がない人々。ならば、ここの客層はビジネスマンか?出張で泊まるケースが多いのかも。それならば、木曜日よりも金曜日の宿泊代が安いのと、お風呂時間の男女差も納得がいくというもの。

朝食は無料で、ご飯とパンとみそ汁+おかずは、肉じゃが他6品。飲み物は、自販機が朝食時間だけ無料で飲むことができる。という次第で、飲み物の選択肢が広いのは嬉しい。もう一つ、朝食メニューとして出た「飲むヨーグルト」が美味♪





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4日目  四万十川 & ひろめ市場 編      今日の歩数=11,583   晴れ


12/05/11 四万十川

清流・四万十川
「最後の清流」と言われる四万十川。今回の四国訪問の目的のひとつでもある。が・・・

今夜も高知泊まりの予定を組んでいる私たち。高知から四万十川までは結構な距離があり、これを日帰りで往復するという、かなりタイトなスケジュールとなってしまった。

四万十川観光は、上流から下って来る方法と、下流から上る方法とがある。私たちは、四万十市中村の四万十川下流から川に沿って細い山道を登ることにした。とても、徒歩では無理。という次第で、高知でレンタカーを借りた。しかし・・・車一台がやっと通れる程度の道にはガードレールもない険しい崖。よしんば対向車が来たら、どちらかがバックして道を譲らなければ通行できない神経を使うドライブ。ハンドルを握るツレの表情が、次第に険しくなってきたw
定期観光船・四万十の碧

乗船受付所「四万十の碧」

屋形船

屋形船内部
もっと上流からだと大型の観光船も出ているようだったが、我らは屋形船で風雅に川下りを楽しむことにした。が・・・・相客なしの貸切状態。@2000円。

船頭さんによれば、日本一と言われる四万十の清流も最近は少々旗色が悪く、近くの仁淀川(によどがわ)に負けそうなのだと。昨日の大雨で、川の色が濁っているそうな。初めて見る私の目には、雄大な景色と相まって穏やかで楚々とした極上の清流に見えるのだけれど・・・。

「四万十の碧」内には、ここを訪れた有名人の色紙が飾られていて、中には前総理・管直人氏のが2枚あった。そういえば、氏は以前に国民年金未納問題で四国遍路に出た事があったけど、あの時この川を漂っていたのか。
川下り

三里沈下橋

佐田沈下橋

佐田沈下橋
四万十川と言えば、沈下橋が有名。増水時、橋が水面下に没して流木や土砂がひっかかり、橋が壊れたり川の水がせき止められて洪水になるのを防ぐために、橋に欄干をつけていないのだと。これを沈下橋という。

犬の散歩で通りかかった地元女性によると、このあたりは昔から洪水が多く、一旦橋が壊されると再建されるまでの長い時間不便な生活になってしまうのだと。沈下橋なら、たとえ流されても再建が簡単で費用が安い。ただ・・・・地元のものでも年に何度かは橋の上から車が落ちるんだワ。と、くすりと笑った。「こわいなぁ。」とツレ。

毎夏、よさこいの頃になると、多くの若者たちが橋の上から飛び降りて泳ぎ、そこを通る船は汽笛を鳴らして応える。大きな喝采が湧くのだそうな。数年前、愚息の友人の友人の北大生が、よさこいの翌日、祭りで知り合った友達と四万十川へ来て、溺れて命を落とした。例年、溺死事故が絶えないのだと言う。美しき清流・四万十川が持つ、顔のひとつでもある。合掌。


12/05/11 四ケ村溝の水車
四万十川からほど近い所にある「四ケ村溝の水車」。四万十川よりも何よりも、ここだけは行きたい!とのツレのリクエスト。

四ケ村溝は、藩政時代に土佐藩奉行・野中兼山により、四万十川の支流・後川に分水目的で造った井堰である。秋田・安並・佐岡・古津賀の四つの村を感慨するためのもの。この溝から水田に水を汲み入れるため沢山の水車が設置され、その風情は「四ケ村溝の水車」と呼ばれて地域の人々に愛くしまれた。現在も、観光用として13機の水車が稼働を続け、往時を偲ばせる。

私は札幌で生まれ、父の転勤に伴い道内各所で育った。その間、水車と言うものを見たことがない。音をたてて回り続ける水車は水を汲み上げ、ある時は粉を挽く。まさに、自然の力を巧みに日々の生活に取り入れた、人間の知恵。先人の知恵に、ただひたすら敬服し、水車が作り出す静かな空間に身を委ねる。この安らぎは、人が自然から生まれ出た証なのかもしれないと、ふと思ったりする。


ひろめ市場
12/05/10
高知駅から車で5分程のところにある市場。「ひろめ市場」と呼ばれているが、入口の看板に「平成浪漫商店街」と書かれている処をみると正式名はそっちなのかも?

「ひろめ」は、かつてこの地に土佐藩家老・深尾弘人蕃顕(ひろめ・しげあき)の屋敷・通称ひろめ屋敷があったことによるのだと。店内には、高知県産の地物野菜や特産品、鮮魚や精肉、総菜、衣料品などなどたくさんの店がある。その中から好きな物を購入して、店内の各所に用意されているテーブルでいただくという寸法。気分は、すっかりハイ。まるで、屋台か学祭のバザーに来たような弾けた気分だ。
鰹処ぼっちり

鰹処ぼっちり

カツオたたき定食(たれ)@850円

ビール@480円
営業は午前7:00から午後11:00。とはいえ、ちょうど間が悪く、目当ての明神丸の塩焼きタタキが藁で焼きあがるまでには、少々時間がかかるとのこと。それではと、その近くの店でカツオたたき定食を買ってきた。ここのは、スタンダードな醤油たれで、最初からカツオにたれがかけられているので、時間が経つとともに「づけ」に変身する感じ。このあたりは、各自の好みかなぁ。

この店には、たたき5枚盛りで一人前の処を3枚盛りにした「ハーフ」というメニューがあり、すでに売り切れていた。どこかで食事を済ませてきたけれど、話の種にちょっとだけ食べてみたいという観光客に人気らしい。
12/05/11
明神丸

明神丸

塩炙りカツオたたき定食@800円&左上・うつぼ天ぷら@400円
今夜も、夕飯は2夜連続でここ「ひろめ市場」。なんだか、毎日お祭り気分になれるのが楽しい。

勿論、今夜こそは明神丸の「塩炙りカツオたたき」を食べるゾー。で、未だ食べたことがない「うつぼの天ぷら」も一緒にオーダーしてみた。

塩と言うからには、たたきに粗塩が振ってあるのかと思いきや、皿の片隅に塩のたれが入っていて、それをつけて食べるのだとさ。うん、さすがに藁で炙ってあるだけに身がしまって旨いワイ♪うつぼは、淡泊で品よい食感なり。
いろいろな店からの買い寄せ

くじら刺身@850円

はちきんラーメン@500円

赤飯(豆が大きい)@250円

カツオ飯@250円
屋台村というか、Eat Inというか・・・。見回せば、ぐるり食べ物屋。ついつい、目がいやしくて買い漁った次第w

ちなみに、くじらも高知の名物だそうな。なら、これも外せない!





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5日目  宇和島城  編      今日の歩数=15,754   晴れ


12/05/12 窪川駅

土佐くろしお鉄道の綺麗な車掌さん

JR・窪川駅

土佐くろしお鉄道・窪川駅
列車が窪川駅に到着した。と、ホームで向かい合って頭を下げあう二人。一人は、高知駅からここまでを勤めてきたJRの車掌さんで、もう一人はここから先を引き継ぐ土佐くろしお鉄道の別嬪車掌さん。つまり、1本の列車がこの窪川駅でJRから第三セクター・土佐くろしお鉄道の運行に代るのだ。

駅舎は、ぴったり寄り添う様なお隣さん同士。電車が同じなのに、なぜか駅舎は別々だ。もしもぉしぃ~、ひとつを二社で使った方が、効率的じゃぁないですかぁ~・・・。

何はともあれ、珍しいものを見ちゃった~♪♪♪


12/05/12 宇和島駅

宇和島駅とホテルクレメント宇和島


駅前には「宇和島闘牛」像
宇和島駅は、JR予讃線の終着駅。線路がここでぷっつりと切れている様を見て、作家・司馬遼太郎氏はいたく感動したのだそうな。この地方の中心駅とは言え、観光客の乗降はあまり多くはない。

駅の歩道にあった周辺地図を眺めていたら、近郊に住まいすると言う初老の男性が覗き込んできた。「ここで美味しいものって、何ですか?」尋ねる私への返答は簡潔なる一言。「ない。」そして、言葉を継いだ。「この近くの道の駅では、安くて美味しい弁当がある。真珠のアコヤ貝の貝柱の天婦羅があると聞いて、ずっと探しているのだが、まだ見つからない。」
ホテル クレメント宇和島

ホテルの部屋

ホテルの部屋からの眺め
今夜の宿は、駅ビルの中にあるホテル。まずは荷物を預けてから、出かけよう。

駅待合室からドア1枚向こうはホテル!という抜群の立地。外から見ると、駅とホテルとの入口が隣あって並んでいる。部屋の窓から外を見れば、真下が駅のホーム。ここまで駅近なのは、初めて~。素泊まり@5500円。


12/05/12 道の駅・きさいや広場

店内

野菜

宇和海特産ヒオウギ貝

果物
さてと、荷物をホテルに置いて市内を散策。目指す先は、駅前で会ったおじさまがお勧めの「道の駅・きさいや広場」。地図を広げていたら、ちょっぴりほろ酔いの男性が声をかけてきた。「どこ行くの~。暇だから連れてってやるよ。今日は、昼間っから酒を飲んじゃったぁ~。ニヒ。」酔っ払いと言う程飲んでいる訳ではなく、身なりも良く気のいい近所のおじさんという感じ。初めての街を迷いながら歩くのも旅の楽しみのひとつなので、丁重にお断りしたが、ここの人たちは親切で人懐っこい人が多いみたい。

「きさいや」とは、「来てください。」という意味の愛媛県伊予地方の言葉。2009年にオープンしたそうだが、清潔な建物の中では物産品や鮮魚や果物などが販売され、レストランもある。同じ敷地の「牛鬼館・真珠館」では、宇和島特産の真珠の装飾品が売られていた。
買ったもの

ハマグリご飯@200円

芋と豆のおこわ@200円

野菜とあこや貝・貝柱のかきあげ@300円

じゃこ天@60円

愛媛みかんジュース
話に聞いた通り、作りたての温かいお弁当が並ぶ。しかも、これが安くて旨そう。どれにしようかと思案する私の袖を、ツレが引いた。「おい、あれじゃぁないか。さっきの話にあった真珠・あこや貝の貝柱を揚げた天ぷらって。」。まさかぁ~。あんなにも、食べてみたいと焦がれているおじさまが遭遇出来ないのに、ふらっと来た一見サンの私たちが出会える筈はないでしょう。と見やれば、確かにあこや貝と書かれている。日頃とくに運が強いとは言い難い私たちに、こんな幸運が降って湧いてくるなんて・・・。夢ではないか?

「野菜とあこや貝・貝柱のかきあげ」は、貝柱がまるごと入っている。して、お味の方は、貝柱じたいには特に癖がなく淡白で、どんな食材とも相性が良さそう。宇和島ならではの総菜を食べられ、しあわせ~~~♪
餅まき

餅まき
私たちがこの道の駅に着くと同時に、入り口前の広場で餅まきが始まった。

なんでも、ログハウスの会社が宣伝のためここにモデルハウスを建てたので、建前の餅まきをするのだと。事情がよく解らないままに、人が集まっている所へ寄って行く。いつの間にか、気がついたら飛び入り参加していた私とツレ。人もそう多くはないので、空中キャッチは無理としても拾うことなら私にだって出来るのだ。空を舞う餅の行方を目で追って、「きゃぁ~きゃぁ~」と一喜一憂を繰り返す。いやぁ~、こんな楽しいのは、久し振りだなぁ~♪


12/05/12 宇和島城

宇和島城


井戸


天守からの眺め
「伊達10万石の城下町・宇和島」。日本屈指のリアス式海岸を擁するこの地帯は、江戸時代から四国西南の中心地として発展を遂げてきた。入城代@200円。

宇和島城の基本的な城構えは、豊臣時代に入封した藤堂高虎による。その後、関ヶ原の戦いの行賞により高虎は国府(現・愛媛県今治市)へ転封し、慶長19年(1614年)伊達政宗の庶長子・秀宗が10万石で入封。以後、廃藩置県に至るまで伊達氏がこの地を治めた。伊達氏がこの地に育んだ文化は、小粋でこじゃれた文字通り「伊達もの」。

特徴的なのは、城の正面に玄関があり、天守閣に鉄砲口がなく、3階には天井がある点なのだそうな。つまり、戦争向けの城ではないのだと。裏を返すと、宇和島城は戦いのない「平和城」ということ。とはいえ、内紛は多々あり、特に宇和島藩が仙台藩からの分藩ではなく新規大名に取り立てられたものであったにも関わらず、宇和島藩を支藩扱いにする仙台藩との確執は深かった模様。


城の前では、「宇和島城 城山をまもる会」のボランティアさんが、訪れる観光客に無料ガイドやお茶の接待をしていた。お茶受けは、蜜柑の皮の砂糖漬け。「蜜柑の中身は、お腹の中へ処分しました。」中の一人が言い、皆一斉にからからと笑った。それにしても、さすが蜜柑の産地。皮と言えども一手間かければ、こんなに美味しいスイーツに変身するのだなぁ。心のこもった接待に、感謝。


12/05/12 木屋旅館
伝説の旅館「木屋旅館」。愛媛県宇和島市。

創業は明治44年(1911年)。政治家・後藤新平や犬養毅、作家・司馬遼太郎、吉村昭、五木寛之、国語学者・金田一春彦ら名だたる人々が愛し、宿泊した明治の旅籠の面影を残す木造2階建ての旅館。平成7年(1995年)に惜しまれつつも廃業したが、平成24年春(2012年)営業を再開した。ということは、リニューアル後2か月程ということ。

中はどうなっているのだろう?爪先立って、そっと覗きこむ。
1泊の施設利用料@21000円+1人@5250円。夕食別、軽朝食込み。1人26250円ならお高いけれど、2人なら31500円。と言うことは、1人あたま15750円。想像していたよりは、敷居が低そうな~。今回は、営業再開したことすら知らなかったから・・・。機会があったら、是非泊まってみたい♪





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6日目  道後温泉  編      今日の歩数=13,746   晴れ

~松山~
12/05/13 市坪駅

市坪駅

松山中央公園野球場(坊ちゃんスタジアム)
今日は松山への移動。その途中、車窓からJR市坪駅を発見。

市坪駅は、愛媛県松山市市坪に所在するJR四国予讃線の無人駅である。松山市出身の俳人・正岡子規。その幼名・升(のぼる)に因んで「野球駅(ノ・ボール)」と呼ばれ、市民に愛されている。駅に隣接した松山中央公園野球場(坊ちゃんスタジアム)では、プロ野球も開催されるそうな。

正岡子規に坊ちゃんに・・・あぁぁぁ、ついにやってきた松山!もう、それだけで胸が高鳴る!!!♪


城山公園

古町口登山道

公園の木の上で青鷺が営巣中
松山に到着したからには、まずは松山城でしょう!しかし、城というのは外敵から守るために山の上にあるのが常道。ここもしかり。松山城は、この城山公園の頂上にある。ちなみに、城山公園は国の史跡。

登城口と呼ばれる城への登山道は、4つ。ロープウェーで一気に登るという手もあるけれど・・・。さて、どれを選択しようかなぁ。地元の方に聞いたら、坂道がちょっと急だけど車が通らない古町口から登った方が、散歩気分でいいのだと。
松山城

大天守・小天守



マスコットキャラ・よしあき君


乾門・乾門東続櫓


北隅櫓・十間廊下・南隅櫓


乾門東続櫓・乾門・乾櫓

隠門
松山城は、七本槍で有名な戦国武将・加藤嘉明により、25年の月日をかけて築城された四国最大の城である。門・櫓・塀などを多数備え、挟間や石落とし、高石垣などを巧みに配置し、日本一の連立式天守を備えた機能美の城と言われている。この天守、今では日本で12しか現存しない貴重な天守。望楼型二重櫓の野原櫓や天守は、彦根城と松山城しか存在が確認されていないのだと。

城の知識が乏しい私が見ても、素晴らしいとつくづく思う。城の完成とほぼ時を同じくして転封されてしまった加藤嘉明の無念は、いかばかりだったか・・・。

さて、この城のマスコットキャラクター・よしあき君。名前の由来は、無論 加藤嘉明から。観光客にひっぱりだこで、写真撮影に気軽に応じてくれる。ちょうどやってきた若者グループがよしあき君と記念撮影をしていたのだが、よしあき君に肩を組む様にして覆いかぶさるわ、顔を引っ張ってぐしゃぐしゃに丸めるわ、いやぁもうやりたい放題。ただでさえ、この暑さ。きぐるみの中は、灼熱だろうに。その上この扱いで、足元はふらふら。何とか撮影を終えて、やっと解放されたよしあき君。仕事とは言え、気の毒だった。観光で気持ちがハイテンションなのは解るけれど、節度を持ってほしいなぁ。


坊ちゃん列車

坊ちゃん列車@300円

普通の列車@150円&松山市駅前
坊ちゃん列車は、夏目漱石の小説「坊ちゃん」の中で「マッチ箱のような汽車」として登場している蒸気機関車。主人公・坊ちゃんが、これに乗って松山の中学校に赴任したことから坊ちゃん列車と呼ばれるようになったのだとか。

せっかくなので乗ってみようと発車時間を待っていたが、なんせ本数が少ない。待ちくたびれて、普通の列車に乗って道後温泉駅へと向かうことに・・・ww


道後温泉駅前

道後温泉駅

道後ハイカラ通り

放生園ぼっちゃんカラクリ時計&足湯
道後温泉駅は、道後温泉の玄関口。明治の雰囲気が、稟と漂う。ここが、坊ちゃん列車の始発駅であり終着駅である。

駅の横には、道後温泉本館へ通ずる「道後ハイカラ通り」が観光客の到来を待ち受けていた。

さらに、その脇には「放生園ぼっちゃんカラクリ時計」と足湯が設けられている。この時計は平成6年、道後温泉本館100周年を記念して創設されたとのこと。8時から22時まで1時間ごとに時計がせり上がり、小説「坊ちゃん」の登場人物が現れる仕掛け。

ついにやって来たゾ、坊ちゃんの舞台へ~♪


12/05/13 にきたつ庵

にきたつ庵

    
桶膳(昼膳)@1400円

          
ひじきご飯&澄まし汁
にきたつ庵は、にきたつの路ぞいにある道後温泉の懐石料理店である。

「にきたつ」の意味は、元々この辺りの昔の地名が「熟田津」(にきたつ)で、この店が蔵元・水口酒造の経営によるため、銘酒「仁喜多津」から名付けたそうな。

閑静な住宅街に建つ日本家屋は和風。が中には大きなカウンターがあり、カウンターの壁には日本酒がずらりと並ぶ。いわば、純和風の中にモダンな洋風がミックスされている感じで、なかなか、お洒落。

我等は、これから道後温泉本館での入浴という一大イベントが待っているので、取りあえずランチの昼膳を所望。実は、この昼メニュー・桶膳が大人気で、予約なしの我等は外の赤い縁台で待つこと15分。昼食にはちょっと外れた時間なのに、この混みようw15分程度で済んだのは、かなりラッキーなことだったらしい。

さてさて、待望の桶がやってきた。料理の内容がしっかりと表示されているので、それを見ながら食べる。サザエ旨煮と鯛の刺身が、特に旨~~~~~い♪いける口なら店自慢の酒を呑みながらいただくのだろうが、生憎下戸のツレ。量的に少々物足りなかったみたい。しかし、酒の肴にするなら充分満足できる内容。


12/05/13 道後温泉本館








二階休憩所



二階休憩所から見た所
右が道後ビール館
左が坊ちゃん広場

宿泊しているホテルの浴衣で神の湯へ

3000年の歴史を誇る日本最古の湯・道後温泉は、1894年に建てられた木造3階建て。国の重要文化財指定である。

道後温泉本館は「神の湯」と「霊(たま)の湯」の2つの浴室を有し、休憩室を備える。霊の湯(3階個室)大人@1500円。神の湯(2階席)大人@800円。神の湯(階下)大人@400円。と言う具合にコースが幾つかある中、迷いつつ2階席の「神の湯」に決めた。浴衣が用意され、お茶とお菓子(煎餅2枚)が出てきた。ただし、1人分の席は座布団1枚分だ。


私たちの2階席は、階段を下りた1階にある「神の湯」。お湯は無色透明で、浴槽は意外と狭い。しかし、湯上りはすっと汗がひいて、爽快そのもの。さすが、日本最古の湯。1895年、旧制松山中学に英語教師として赴任した夏目漱石は、彼の小説「坊ちゃん」の主人公と同様に、この湯に頻繁に通っていたのだと。漱石が足しげく通った気持ちが、よく解る。あぁぁ、坊ちゃんと同じ湯に入っちゃった!!!

コースによって入浴時の出入口が違うのだが、入浴後 階下から出ようとした私に「2階席の人は、あっちから2階へあがるんだよ。」と周りにいた人たちが口々に教えてくれた。ん?どうして私が2階席だと解ったの?あ、そっか、ここの浴衣を着てたわ、私w

道後温泉郷のホテルに宿泊してここの湯に入りに来る人たちは、それぞれのホテルの浴衣を着て、これまたホテルから借りた入浴籠を持ち、温泉郷を歩いて階下から入り「神の湯」で入浴する。街のそこここで浴衣姿に出会うのも、道後温泉ならではのオツな光景。顧みれば、2階席は時間制限が1時間なので、少々慌ただしかった。ホテルの浴衣を着て、街を闊歩するのも良いなぁ~。
        
お茶          &         お茶受け(煎餅2枚)
本館三層楼の屋上にある振鷺閣では、朝6時と正午と夕方6時の1日3度太鼓が打ち鳴らされる。これが、約120年近くも道後温泉に刻を告げ続けてきた訳で、この音を漱石も聞いていただろうか?


坊ちゃん広場

坊ちゃん

「坊ちゃん」登場人物の面々
道後温泉本館の横にある「坊ちゃん広場」では、「いよかんソフトクリーム」や「いよかんジェラート」、愛媛県の名産「じゃこてん」実演販売など、道後の特産品が販売されている。何より、出迎えてくれる「坊ちゃん」の登場人物たちの人形が愛らしい。


坊ちゃん団子 日本酒・金陵

   
坊ちゃん団子(串のないタイプ)

日本酒・金陵


12/05/13 にぎたつ会館

にぎたつ会館


ツインルーム(1室@10040円)
にぎたつ会館は、公立学校共済組合の施設だが、一般の利用も可。

「にぎたつ」の由来は、
「熟田津に船乗りせむと月待てば 潮もかないぬ今は漕ぎ出でな」という万葉集・額田王の船出の歌に依ると言われている。

会館の風呂は、やや小さめながら檜なので、香りがとてもよい。しかも、浴室は明るく清潔。ここで、アメリカ・ロサンゼルスからご夫婦で旅行に来たという日本人女性に会った。昨日は岡山へ行き、明日は鳴門の渦潮を見に行くとのこと。アメリカに渡ってから長いというので、さぞや英語が堪能だろうと思ったら、彼女曰く「周りは日本人ばかりなので、ちっとも英語が上手にならない。スーパーでも、品物をかごに入れレジで払えば、別に英語を話さなくても買い物が出来ちゃうのだものw」。
朝食バイキング
この値段で朝食つきとは、嬉しい誤算。しかも、「名物・じゃこてん」まであるではないの。品数は多いし、総菜もバラエティに富み、もう、大満足♪

そこへ、昨夜のロスのご婦人がやってきて、パンコーナーから何かを手に取り、ウェートレスさんに言った。「これ、どうやって食べるの?」。って、それはほれ、よく学校給食などで出るバターとジャムが一緒にパックになってるヤツ。片手で絞れば簡単に食べられる。ロスにはないのかなぁ?





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7日目  金刀比羅宮  編      今日の歩数=24,239   晴れ

~高松~
12/05/14 アンパンマン列車

アンパンマン列車



乗降口

乗降口
本日は、金刀比羅宮へ。松山駅から多度津(香川県)駅まで、「特割り2枚回数券」(2人分で7400円)という乗車券&指定席特急券のお得プランを見つけたので、これで行くことに決めた。

私とツレが乗ったのは、高松⇔愛媛間を走るエル特急・いしづち。車体の腹には、高知県出身の漫画家・やなせたかし氏原作のアンパンマンが描かれていた。これが、通称・アンパンマン列車である。

車内

車内改札のスタンプが可愛い
1号車には、ちょっと特別な「アンパンマン・シート」があるらしい。が、私たちのシートは普通のシートだった。なんでも、シートのみならず天井にもアンパンマンが描かれているそうな。見たかったなぁ。残念。


こんぴら郷


12/05/14 JR琴平駅

JR琴平駅

JR琴平駅・駅前
JR琴平駅は、駅表示が「こんぴらさんの駅」。駅舎は洋風建築で、国の登録有形文化財。
香川県ではじめての本格的な鉄道「讃岐鉄道」、その発祥の地がこの琴平である。


12/05/14 琴電・琴平駅


「車掌さん、目をこすって、なしたの?」(どうしたの?)
JR琴平駅から徒歩3分の所にある寺院風の立派な建物が、琴電(香川県高松琴平鉄道)・琴平駅。「こんぴらさん」への最寄駅である。

マスコットキャラクターは、いるかの「ことちゃん」と「ことみちゃん」ご夫妻。ちなみに、帰りは旦那さま「ことちゃん」のイラスト入りの電車だった。


12/05/14 高灯籠

高灯籠
琴電・琴平駅にぴったり寄り添うように建っているのが、高灯籠。(琴電・琴平駅の写真の車の真上)。

瀬戸内海を航行する船の指標として、1860年に完成。そのため、、塔の明かりが丸亀沖の船に届くようにと、高さ約27mの設計で、木製灯籠としては日本一高い。夜、火が灯った夜景はとても美しく、琴平町の名所のひとつ。

内部は3階建てで、なんと・・・・・・・・・・・・壁には江戸の人々の落書きで埋まっているそうな。江戸時代の市井の人たちはどんなことを考え、何を落書きしたのだろう。願い事?それとも、誰にも内緒の秘密事?

wwwwww知らんかった、中に落書きがあるなんて。あとで写真を点検したら、高灯籠の説明板にちゃんと書かれていた。その場で隅から隅まで読んでおかなければ、見落として帰って来てしまうのだなぁ~、反省。

にしても、見たかった!江戸の人たちの落書きを。


12/05/14 金丸座(旧金毘羅大芝居)
金丸座(旧金毘羅大芝居)は、天保6年(1835年)に建てられた芝居小屋で現存する日本最古のもの。国指定重要文化財。

江戸時代中期、金毘羅信仰の全国的昂まりに背中を押されて、年3回「市」が立つ折に仮設小屋として歌舞伎の興行を行った。その後、民意を反映して常設小屋となる。

あれは、いつだったか。四国琴平町・金丸座での歌舞伎役者・中村勘三郎の歌舞伎興行ドキュメンタリー番組を観た。あの時のそれが、ここだったのか。テレビ画面では、もの凄いローカルっぽく映し出されていた。けれど、実際はこじんまりとした中にも溌剌とした空気が流れ、まるで時代劇ドラマの芝居小屋にそっくり。

「おや、あそこに座ってんの。あら、嫌だ。長屋のはっつぁんだわ。こんなとこに、芝居なんぞ観にきてたのかぃ。仕事は、どしたんだぃ?はっつぁんの横に転がってるのは、ありゃぁ一升瓶かぇ・・・。女房のおくまちゃんが髪振り乱して稼いでるっていうのに、昼間っから酒なんぞ喰らって芝居見物ったぁ、結構なこった。いい気なもんだよ。帰ったら、おくまちゃんにバラシちゃおうかしらん。って、それを言っちゃぁ、あたしもこっそり芝居見物に来たことがばれちゃうじゃぁないかぁ。くわばら、くわばら。内緒、内緒。」そんな呟きが、客席の隅から聞こえてきた・・・ような。そんな気がしたもんで。


金毘羅宮~

12/05/14 狛犬
さて、境内へ。表参道の入口から、本宮から奥社へと続く石段参道入り口がある。ここから本宮までは785段、奥社までとなると1368段にも及ぶ。

土産物屋の続く参道を100段ほど上ると、その途中に一の鳥居が見え、ここに狛犬が鎮座している。実はこの狛犬、タダモノではない。というのも、彼(?)は天保15年生まれの非常に珍しいと言われている備前焼狛犬なのである。

という次第で、重要有形民俗文化財に指定されているそうな。170年ちかくの長い間、ここで何を見続けてきたのだろう?こちょりと、教えて欲しいものだ。
大門
金毘羅宮・境内への入口。威風堂々の二重門。

初代高松藩主・松平頼重から、1650年に寄贈されたもの。

楼上の額に書かれた「琴平山」の文字は、有栖川宮熾仁(ありすがわのみや たるひと)親王の自筆だとか。有栖川宮熾仁親王って、どこかで聞いたような~。そうそう、皇女・和宮の婚約者だった人。しかし、政略により二人の婚約は反古となり、有栖川宮熾仁親王は旧水戸藩主・徳川斉昭の娘 徳川貞子と、和宮内親王は江戸幕府第14代将軍・徳川家茂と結婚した。それからの和宮の悲しい人生は、すでに周知の事実。

歴史に翻弄された二人に、ふと思いを馳せる。
五人百姓
大門のところで大きな傘を広げ、紅い台の上でベッコウ飴を商う5軒の飴屋。それを、五人百姓と呼ぶ。

本来、境内での営業は禁止だが、この5軒だけは唯一営業を許されている由緒ある店。どういう経緯で許可が下りたのか、飴売りなのに何故に百姓なのか。当時にタイムスリップして、聞いてみたい。

この飴は、こんぴら参りの定番のお土産なのだそうな。柚子の香りがして、付属の小づちで割って食べるのだと。そういえば、子どもの頃に食べた記憶があるような、ないようなw
こんぴら狗
江戸時代、庶民の旅行は禁止されていた。しかし、神仏参拝はその限りではなく、伊勢神宮・四国の金毘羅宮・京都の東西本願寺へのお参りは、庶民にとっては人生最大のイベントだった。

しかし、参拝の旅にかかる経費が多いため、本人に代わって参拝に行ってもらう「代参」も行われていたのだと。また、旅半ばで諦めた人は道中で出会った旅人に旅費とお賽銭を託し、代参をしてもらうこともあったようだ。この代参、必ずしも人間とは限らない。「こんぴら参り」と書かれた袋を首にかけた犬が、飼い主の代参をすることもあったと言う。袋の中身は、飼い主の名を記した木札とお賽銭と道中の犬の食費。犬は、旅人から旅人へと連れられて、出会った人々の世話を受けながら、目的地に辿り着く。かくして、犬はその努めを果たし、家族のもとへ戻る。そんな犬を、誰いうとなく「こんぴら狗」と呼ぶようになった。

なんて、のどかな話なんだろう。道中、袋の中身を持ち逃げする悪いヤツは、いなかったのかぇ?それにしても、代参を申しつけられた犬こそハタ迷惑。犬だと旅費が要らないので安く参拝を遂げられるけれど、人から人へと連れまわされて・・・よしんば出会った人々が善人ばかりだったとしても、その心労はいかばかりか。「もう、堪らんワン。」
書院
300年以上前に建てられた入母屋造の重要文化財。

表書院と奥書院からなる。
表書院は7室からなり、そのうち5室で円山応挙の晩年における障壁画90面が公開されている。いづれも、一級品の秀作揃い。重要文化財。入場料@800円。

一方の奥書院では、伊藤若沖の「百花図」などがあるとされているが、常時は非公開。

・・・・・・・まだ、石段の600段前後。もう、ヘロヘロだぁw
旭社
旭社は、金毘羅宮本宮の手前にある。その外観は、重厚そのもの。華麗な社殿の至る所に天保見術の粋を誇る彫刻が施されており、完成まで約40年の歳月を費やしたと言われるのも、納得できる。

「降神観」と大書された楼上の額は、清国の書家・王文治の筆。江戸の戯作者・十返舎一九の「こんぴら道中膝栗毛」に、この額を見たという記述があるそうな。

ところでこの旭社、あまりにも荘厳華麗なため、昔 旭社を本宮と勘違いしてここで参拝をして帰ってしまった人もいたらしい。「旭社」と書かれた立札が無ければ、そそっかしい私も・・・やらかしそう~w
御本宮
象頭山の中腹に鎮座する荘厳な社殿・御本宮に到着。ここまでで、785段。海抜251m。

本宮の御祭神は、大物主神と崇徳天皇。農業・殖産・医薬・海上守護の神として古来から親しまれている。本殿と拝殿は、桧皮葺の大社関棟造り 。


「こんぴら船々 追風(おいて)に帆かけて シュラシュシュシュ まわれば 四国は 讃州那珂の郡 象頭山 金毘羅大権現 一度まわれば・・・・・・・」


御本宮の手前には、展望台がある。絶景かな!と、そこへ若い女の子2人組がやってきて、1人が欄干に腰掛けピースサインをつくると、すかさず、もう一人がカメラのシャッターを切った。彼女たちは、超ミニスカートにピンヒール姿。颯爽と上る様子を、ここまで見てきた。靴底が平らなスニーカーでも荒い息の私だと言うのに、同じ石段を上がっているとは思えない元気さ!二人お互いに撮影し終えると、そそくさと降りて行った。「弾丸トラベラー」と、自らを称して。
白峰神社
ふぅぅ~~、951段w

白峰神社は、崇徳天皇と天皇の母・待賢門院を祀った神社。朱塗流造と桧皮葺の本殿は、朱色鮮やかなで荘厳な趣が漂う。

にしても、明治44年に建てられたという新しさに違和感を禁じえず、調べてみた。金毘羅宮に白峰神社がある訳は、明治維新の神仏分離による廃仏毀釈に起因するのだと。

かつて、四国88か所81番札所「白峰寺」の境内には、後白河法皇が崇徳上皇の霊を祀るために建てた頓証寺があり、白峰寺により守られてきた。そこには、皇室や武家などが崇徳上皇の霊を慰めるために、夥しい宝物類が寄進されていたという。しかし、明治元年(1868年)、新政府の方針で、それまで頓証寺に祀られていた崇徳上皇の御霊が、京都の白峰神社に遷された。ほどなく、白峰寺は境内を除く土地一切を政府に取り上げられ、寺は廃寺となった。

時が流れ、白峰寺復興の兆しが見え始めた明治11年(1878年)、当時の事比羅神社から政府に、頓証寺を事比羅神社の末社にする請願が出され、政府はそれを承認。頓証寺は、事比羅神社の末社とされ、白峰神社と改称。頓証寺の宝物類は事比羅神社に移された。

やがて、廃仏毀釈が沈静化して、白峰寺住職と信徒らが頓証寺の復興運動をはじめ、20年ぶりに金刀比羅宮からの独立を果たした。さて、あとに残る問題は金刀比羅宮に保管されている頓証寺の宝物類。どちらに所有権があるのか。いづれにせよ、しっかりとした経緯の検証が必要とされる。なんせ、宝物の代表例として、重要文化財の絵巻物「なよ竹物語」が含まれていると言うのだから、解決の難しさは想像に難くない。
奥社
1368段、海抜421m。踏破!!!
琴平の街並みを一望に見渡す高台に建つ、ここが奥社。というのは俗称で本当の名は、厳魂神社。さすがに、ここまで登ってくる人は・・・少ない。

ふわぁ~、疲れた~~~。が、やり遂げたささやかな達成感も。苦労してここまで上がってきただけに喜びもひとしお。って、ささやかすぎて恐縮だけれど。


後日譚:あとでよくよく思い出してみると、私 金毘羅さんでは手を合わせて参拝をしていない。勿論、お賽銭も・・・。という罰あたりw 今になって、郵送する訳にもいかないし・・・。石段があまりに多すぎて、上ることだけで気持ちいっぱいいっぱいwww
奥社の天狗面
奥社・西側・岩壁の、そのはるか上を見上げると、荒々しい表情の天狗面が二つ。左が烏天狗で右が天狗。これは、苦行に明け暮れた修験者たちの天狗信仰によるものなのだと。

金毘羅権現は、琴平山(象頭山)の山岳信仰と修験道が融和した神仏習合の神である。そして、金毘羅権現の従者は・・・天狗。金毘羅権現信仰の隆盛とともに修験道が盛んになり、江戸時代には、天狗面を背負った白装束の金毘羅道者が全国を経巡って金毘羅信仰を普及した。さらに、全国各地からの金毘羅参りの折には、天狗の面を背負う習慣も生まれたのだと。

それにしても、あんな崖の上にどうやって彫ったんだろう???





高松~


高松駅


TAKAMATSU SYMBOL TOWER
JR高松駅から徒歩3分の所にある、四国地方で最も高い超高層ビル。オフィス・商業施設・イベントホールなどを擁する複合商業施設として、2004年に完成。

なんと言っても、最上階からのこの眺め!いい~~~♪


12/05/14 高松中央商店街

丸亀町壱番街ドーム広場

シンボル
香川県高松市中心部に広がる商店街。通りをすっぽりと覆うアーケードが、幾何学的かつ機能的で美しい。
丸亀町商店街

紀伊国屋書店あたり

左がダイソー



百十四銀行創業の地
高松を開発した生駒親正により、高松城とともに作られた通り。ここを境に西がビジネス街、東が繁華街に分かれている。

北の端あたりには、百十四銀行高松支店がある。ここは今の本店が完成する1966年まで本店店舗だった所で、百十四銀行創業の地。

100円ショップ大創産業「ザ・ダイソー」は、もともとこの商店街にあった1号店が通りの移転拡張に伴いここへ場所を移して営業を続けているのだと。
兵庫町商店街

マスコットキャラ「ひょこたん」
江戸時代、高松藩の武器庫があったことから、この名がついた。周囲はビジネス街や官庁街。

2010年、独自のマスコットキャラクター「ひょこたん」が誕生。


12/05/14 ドーミーイン高松

しっとりとした雰囲気の露天風呂


露天風呂から見た洗い場
金屏風仕様の衝立が純日本風
ダブルルーム 朝食なし 1室@7700円。

「朝食なしは、少々淋しいなぁ。でも、ドーミーインはお風呂がいいし、夜食のミニラーメンも捨てがたい!」という次第で、ここへの投宿を決めた。

さて、ここの風呂で一人旅の成田近く(印旛)在住の中年女性に出会った。と、夜食のミニラーメンを食べに行ったら、なんと偶然にも再会。許可を得て自販機から購入してきた缶ビールをグラスにあけ、ラーメンを肴に飲んでいた。

夜食のラーメン(ハーフサイズ)


厨房
彼女は10年前にご主人を亡くし、御子息2人を育て上げたのだと。旅行好きが昂じて旅行関連の資格をとりまくっていた御主人とは、世界中を60数回も訪れ、それで貯まったマイレージを消化するために、3泊4日の予定でここへ来たそうな。夏休みに孫を連れてくる予定なので、その下見。今日は、しまなみ海道を自転車で走ってきたと。39歳の時に栄養士の学校へ通い資格を取った彼女は、魚をおろすのは朝飯前。作るのも、食べるのも大好き~。といいつつ「美味しいわぁ~。もう1パイいただけるかしら?」と、おかわりのラーメンをゲットしてきた。

夜食のラーメンは、また格別に旨い!が、「もう少し食べたいかも・・・」と言う思いを、いつも心に畳んでいた私にとっては、目から鱗。飲食場所での持ち込みは×。無料サービスのラーメンは、1人1パイ。そんな自分の常識に、私はいつの間にか捉われていたようだ。既成の概念に縛られない彼女には、常識金縛りの私とは全く違った「人生の景色や味わいや楽しみ」が見えるのだろうなぁ。なんだか、私はとっても人生を損して生きてきた気分。お裾分けのビールを一緒に飲みつつ、話に花が咲く。

高松の夜は、心地よく更けていった。





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8日目  帰宅  編      今日の歩数=12,553   晴れ


12/05/15 高松城(玉藻城)

月見櫓、水手御門、渡櫓
(重要文化財)

水門

内苑&披雲閣

鯛願城蹴
高松城は別名・玉藻城と呼ばれる国の史跡。「玉藻」の由来は、万葉集で柿本人麻呂が讃岐国の枕詞に「玉藻よし」と詠んだことに因る。高松城周辺の海域が玉藻の浦と呼ばれていたことに由来するそうな。

高松城は、天正15年(1587年)領主となった生駒親正により築城され、江戸初期に徳川光圀の兄・松平頼重によって改修されたものである。かつては城壁が瀬戸内海に直接面し、外濠・中濠・内濠のすべてに海水が引き込まれ、城内に直接軍船が出入り出来る仕組みになっていたという。近世城郭としては、最初にして最大の海城である。海城は、攻め手にとっては海上封鎖が難しく、水だちなどの手段が使えない。反面、守り手は篭城・物資の搬入・脱出ができる。まさに、戦時には最高にして最強の城。

明治以降、城部分のほとんどが取り壊され、濠の多くは埋め立てられた。しかし、現在も外濠と内濠に海水が引き込まれ、その名残を今にのこす。濠には牡蠣が生息し、養殖の鯛も放流されている。濠の一隅では、「鯛のえさやり体験」が行われていた。


讃岐うどん遍路
かな泉紺屋町店

かけうどん中@250円
前日のこと。高松に到着するや、まずはホテルへ荷物を置いて讃岐うどんを食べに出た。フロントからもらったホテル周辺のうどん店地図を握りしめて・・・。しかし、その地図をにらんでいて気がついた。讃岐うどん店と言うのは、AM11:00~PM3:00までを営業時間とするところが多いのだと。つまり、高松の人々にとってうどんは昼飯以外の何物でもないと言うことか。

ホテル近くで店じまい寸前の店に飛び込み!!!厨房の中では、感じのいいお兄ちゃん達が立ち働いていた。かけうどん大@330円、中250円。トッピングで天ぷら(キス@50円、穴子@50円、ちくわ@90円)。

高松上陸の1杯目は、かつおと魚だし。うまい~~~~♪けど、醤油だしなので限りなく北海道のうどんに近いという印象。
讃岐うどん めりけんや

かけうどん@190円
駅前という土地柄、朝から開店していたので、早速入店。客が入れ替わり立ち替わりに出入りし、なかなかの盛況ぶり。完全セルフ店。

かけうどん@190円。ぎゃぁ、なんという安さ!値段はまるでカップ麺。びっくらだぁ~。して、味はと言うと、うん、これぞ讃岐の塩だしだ!!!うまい~~~~♪

ショーケースには、穴子ばら寿司や穴子押し寿司や大いなり等など胃袋をくすぐるものが勢揃いしていたのだが、このあと食べられるだけ讃岐うどんの遍路をしようと決めていたので、それは見ない様にして店を後にしたw
連絡船うどん

暖簾の先はJRのホーム

かけうどん@320円
駅の裏側から入店。実は、店の反対側出入り口はJRのホームになっていて、そちら側から入店する客の方が多い。

かけうどん@320円。直前の「めりけんや」が@190円だったので、ちょっと高く感じてしまう。ちなみに、ここはセルフにあらず。かけうどんを頼んだのだが、想定外にかまぼこがのっていて嬉しい。

味は、「めりけんや」よりも醤油の割合が若干多め。
某うどん店

かけうどん@170円
駅前でもう一軒みっけ。

老夫婦がふたり厨房にいた。かけうどん@170円は、今までの最安値。しかし、出来上がってカウンターへ受け取りに行って、そこに置かれていた葱を丼に取りいれたら厨房のおばちゃんが私の手元を睨みつけている。で、次に生姜を乗せたら「これ、釜揚げ用だから。」と言うなり、ぷいと生姜の容器を私が手の届かない所へ片づけてしまった。何という意地の悪い・・・。だったら、最初っからカウンターにあげておかなきゃぁいいのに。いや、釜揚げ客だけのセルフならば、そう一言書いておけば解るものを・・・感じ悪~~~w

うどんも、手打ちとは言え、麺の太さ長さがまちまち。おばちゃんと一緒で、短くブチブチと切れていた。なんだかなぁ~w


リムジンバス・高松駅→関西空港
帰路は高松駅から関西空港への高速リムジンバス。@5000円。四国だって北海道と一緒で本州とは海を挟んでいるのに、なんて近く感じられるのだろう。

さらば~~~四国♪

















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